日本文化大学の就職活動について

「日本文化大学の歴史」

日本文化大学は、1978年に東京都の八王子市に設立された4年制大学です。しかし日本文化大学のルーツは室町時代に遡り、政治学や法学などを意味する「有職故実」を学ぶ学塾として開かれた「柏樹書院」が元となっている大学です。柏樹書院の第22代当主の蜷川式胤は明治時代初めの様々な法律の制定に関わった人であり、第24代当主の蜷川親繼は第二次世界大戦後の日本が伝統や文化を失っていくのではないかと危惧して、日本の文化や伝統を後世に引き継ぐ人材を育てるために日本文化大学を開学したという歴史があるのです。


「日本文化大学の特徴」

日本文化大学の一番の特徴は、法学部しかないということです。開学以来法学部のみの大学として歩んできました。特に警察の試験の合格者数は、10年以上日本一を誇っています。日本文化大学は法学部に特化した大学なので法律の学習をしますが、ただ法律を丸暗記するのではなくそれぞれの法律ができた背景や文化をしておくことが重要と考えられています。そのため日本の文化伝統の一つである茶道を学んだり、フィールドワークに力を入れて体で学べるような教育を行っていることも特徴的です。


「就職活動にとても力を入れる日本文化大学」

警察官の合格者数が10年以上連続で日本一を誇る日本文化大学では、警察官に限らず就職にとても力を入れています。1年次から就職のためのセミナーや面接を行うなど、就職のためのプログラムが豊富に用意されているのです。学生支援室が設けられてあり、試験やインターンシップの案内などが掲示されている部屋です。採用試験では面接は大きな役割を果たしますが、短時間で自分をアピールするためのノウハウを身に着けるために個別指導や面接指導を受けることができ、学生が希望をすれば教員はいつでも同席してくれます。キャリアマネジメントといわれる講義も、年間に30回と集中講義も30回行われています。


「就職活動壮行式」

日本文化大学では、独特な就職活動壮行式という行事が催されます。壮行式というのは、学校を代表して何かのイベントに参加する人や部活で全国大会などに出場する選手の健闘を祈って送り出す式典のことです。日本文化大学では、就職活動を始める3年次生に向けた壮行式が行われるのです。壮行式では実際に採用試験に合格した4年次生を迎えて試験対策や採用面接の体験談などを語ってもらい、これから就職活動をする3年次生を激励するというものです。3年次生はそれらの話に熱心に耳を傾けメモを取る姿も見受けられます。そして最後には、3年次生の代表者が決意表明をするという式典です。日本文化大学のサイトではこの式典が行われたことをニュースにして取り上げていますが、実際に就職活動を成功したばかりの先輩たちから生の話を聞くことは貴重なことです。最新で、教科書にも載っていないような情報が聞けることも期待できます。就職に強い日本文化大学だからこそ、力を入れている重要な式典といえます。

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