日本の文化の代表としてよく挙げられるのが茶道です。
茶道は伝統的な様式にのっとって客人に抹茶を振舞うことを指します。
茶の湯とも呼ばれています。
茶道はただお茶を入れて飲むことを楽しむだけのものではありません。
生きていく上での目的や考え方、
茶道具や茶室に飾る美術品など幅広い分野にまたがる
総合芸術として今日まで発展してきました。
茶道は禅宗と深く関わり、「わび・さび」という精神文化を生み出しました。
このわび・さびは、今日でもよく聞く言葉ですね。
この「わび・さび」とは、わびしい・さびしいという満たされない状態を認めて、
慎み深く行動することを言います。
茶道ではこの「わび・さび」の精神を大切にし、
茶室という静かな空間でお茶を点てることに集中し、心を落ち着かせます。
そうすることで自分自身を見直し精神を高めます。
茶道では一期一会の精神にのっとり、お茶を点てることを大切にします。
茶道のお茶会は気軽に参加できるものから、
礼儀作法がしっかりしているものまで様々な種類があります。
自分に合ったお茶会に参加するのが吉です。
茶道はお茶を楽しむだけでなく、礼儀作法や日本文化を知ることが出来ます。
様々な意味合いが込められているのが茶道なのです。
この茶道を授業の1つとして取り入れているのが日本文化大学です。
サークルで茶道を行っているところもありますが、
授業の1つとして取り入れている大学はなかなかありません。
日本文化大学の1年次のカリキュラムには日本文化史があります。
この授業で茶道を行います。
日本文化を継承した茶道実習により、
日本の伝統美や先人たちの知恵を身に付けられます。
お茶の点て方や歩き方といった所作を通じて、様々なことを学んでいきます。
日本文化大学内には本格的な茶道室があるのも特長です。
大学内で本格的な茶が点てられます。
日本の代表的文化に本格的に取り組むことで様々なことを学びます。
茶道を始めて触れる学生が大半ですが、やってよかったと評判です。