日本文化大学は武道に力を入れている

日本文化大学は数多くの警察官を輩出してきました。
今年は79名もの警察官を輩出しており、
この数は年を追うごとに増加しています。
入学者こそ過度に増えていませんが、
警察官採用試験を突破する学生は、
昔に比べてかなり増えていると言えます。

日本文化大学のカリキュラムは警察官に特化していると言えます。
授業の中身が警察官に関わるものが多く、
また筆記試験や面接試験を突破する訓練を数多く用意していると
評判になっています。
それとは別に日本文化大学は武道に力を入れています。
警察官採用試験は、剣道や柔道の段位を取得していると、
合格ポイントにプラスしてくれることが多く、
警察官を目指す方の多くがこの2つのどちらかに
入部したいと思っているかもしれません。
もちろん、入部せずに別の技能を鍛えるというのもアリです。

日本文化大学は武道に力を入れていますが、
だからと言って、強いとは限りません。
と言うのも、日本文化大学は肉体的な強さではなく、
心の強さを求めていると言えます。
武道はあくまで手段であり、目的ではありません。
また、大学の部活動というものは、
その部活に入ることを目当てに生徒が入学してくるものです。
一般的に、強豪と呼ばれるところに生徒は集まります。
剣道の全国大会を目指すのでしたら、
筑波大学あたりが人気ではないでしょうか。
「勝つ」ということを最終目的にしているのでしたら、
そうした強さを求めている大学に入った方が良いです。

しかし、日本文化大学の目的はそこにありません。
武道はあくまで己を鍛える手段のひとつであり、
勝ち負けについては二の次です。
真に強さを求めるならば、竹刀を振るよりも、
プロテインを飲んでトレーニングジムで
筋力トレーニングをした方が良いかもしれません。
スポーツ科学に秀でたところでしたら、
そうしたシステマチックに効率良く鍛えることが可能です。

全国大会で勝つにはそうしたことが重要ですが、
警察官になるためにそこまで強さは不要です。
全国大会で優勝すれば、合格ポイントにさらにプラスしてくれますが、
そうしたことに労力を割くぐらいなら、
他の技能を鍛えた方がよっぽど効率的だと言えます。
日本文化大学は、人間として成長させるために武道に力を入れているのです。

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