日本文化大学で学ぶ仁義礼智信

儒教では五常の教えを大事に扱っています。
仁義礼智信の5つで、人を思いやる心、私欲に捉われぬ心、
仁を行動に移すこと、知識を豊富に持つこと、
友情に厚く誠実であり続けること。
この5つを大事にしています。
解釈は文献によってマチマチですが、
今回は上記の意味として仁義礼智信を扱います。
なお、主君、両親、夫婦を大事にすることも説いていますが、
弱者の保護は対象外です。
このあたりがキリスト教とはちょっと違いますね。

日本文化大学は「礼」と「義」を特に大事にしている大学になります。
我欲に負けずに、人を思いやる行動が出来る方を育てます。
そしてコレは警察官にとって必須の資質になります。
正義感を持って人々を助けるには、「義」と「礼」は何よりも大事だと言えます。
しかしこれらを身に付けることは非常に難しいと言われています。
「資質」と言った通り、後天的に身に付けるのが非常に難しいのです。
厳密には「義」も「礼」も後天的に身に付けるものですが、
こういったものは幼い時に身に付けたものがそのまま反映されてしまうことが多いのです。
18歳になってから、新たに正義感を身に付けるのは、
人格を改造するくらいの難易度かもしれませんよ。

ただし方法が絶対ない訳ではありません。
少なくとも「礼」については
習慣で身に付けることが可能と言えます。
警察官として働くのに必要な規則正しい生活スタイルを
日本文化大学の学生生活で身に付けることが出来るのです。
その方法はいくつかありますが、
部活動に所属するのが最も手っ取り早いと言えます。
定まった社会生活を送るには、どこかに所属する必要があります。
そして日本文化大学という800名が過ごす集団ではなく、
50~100名程度のところに所属して、集団生活を学ぶのが有用と言えます。
そして日本文化大学は武道系の部活動が充実しています。
精神面を鍛えるという意味では、
剣道部、柔道部、弓道部はかなり有用と言えるのではないでしょうか。
こころを鍛えるには、自分を厳しい環境に置くことが何よりも大事なのです。

今の現代社会において「義」を学ぶのはかなり難しいと言えます。
欲に捉われない心を身に付けるには、孔子でも70年の歳月が必要と言っています。
詳しくは『五十にして天命を知る』を参照してください。
今の日本の警察官が「義」の心を持つようになるのは、
定年から数年経った頃になるかもしれません。
では日本文化大学では「義」を学べないのでしょうか?
これに関しても色々な方法がありそうです。
最も良いのは俗世を離れて山籠もりすることですが、
これから警察官として働くためにも色々と準備する必要があるため、
山籠もりは出来ません。
しかしそれに近い環境でしたら、日本文化大学は色々と用意しています。
日本文化大学は茶儀の授業を行い、心を落ち着かせるすべを身に付けさせます。

また、和敬の道にて心を落ち着かせることも良いでしょう。
森林や竹林から出るフィトンチッドは、
浄化作用があると評判ですよ。
精神的な浄化ではなく、ただの抗菌作用ですが、
心身共にリラックスさせるなら有用です。
あとは友達次第かもしれません。
「義」に厚い友人関係を構築すれば、
自分も自ずと「義」に厚くなるものです。
逆に「利益」ばかりを追求する経営者の友人を持つと、
「義」の心は薄らいでしまうかもしれません。
しかし、日本文化大学は
「警察官になるための学校」とも呼ばれるくらい、
将来警察官を目指す方は多いです。
「羊の群れに狼を入れれば、その狼は羊になる」とも言われている通り、
正しい心を持つ集団の中で生活すれば、
自然とその人物も正しい心を身に付けられると言えます。
日本文化大学は学校ぐるみで「義」を持つ生徒を集めているからこそ、
強い「義」を持つ警察官を多数輩出することに成功しているのです。

日本文化大学は「義」と「礼」を特に大事にしていますが、
そのほかの「仁」「智」「信」もまた重要としています。
ただしそこまで積極的に習得させることはないかもしれません。
あくまで学生の自主性に任せているところが多いと思います。
例えば、日本文化大学はアルバイトを強制させていません。
それにも関わらず、日本文化大学の学生の8~9割はアルバイトを行っています。
お金が足りない方も居ますが、その理由の多くは社会勉強かもしれません。

また、アルバイトの種別ですが、飲食店が5割にのぼります。
販売・小売は16%、アミューズメントは6%。
その他は9%で、対人スキルがほぼ不要の配達と引っ越しは5%しかいません。
7~8割のアルバイトにて高いレベルの接客スキルを求められるのです。
そしてこの接客ですが「思いやり」の心を育てるのに有用です。
慈しみを持ってお客様一人ひとりに対応することで「仁」の心を養うことが出来るのです。
一度でもコンビニのアルバイトをすれば、
コンビニの仕事がどれだけ大変かが理解できると思いますよ。
新人が手間取っていても、暖かい目で見守ることが出来るでしょう。
そしてくどいようですが、日本文化大学はアルバイトを強制させていません。
日本文化大学の7~8割がたの学生は自らの意思で「仁」を鍛えているのです。

では「智」はどうでしょうか。
これに関しても日本文化大学は強制させていません。
必修授業こそありますが、日本文化大学は学生の自主性を何よりも大事にさせています。
恐らく、一般的な大学よりも必修授業の数は少ないのではないでしょうか?
日本文化大学は法学部ですが、特に法律家を目指す訳ではなく、
多様な教養を持つ公務員になる方が多いです。
そして警察官をはじめとする公務員になるには、ありとあらゆる知識が必要です。
日本文化大学はそれらを習得させる方法を選択授業にて用意しています。
そうした授業を取るか取らないかはあくまで学生の自由ですが、
警察官を目指すほぼ全ての学生が、日本文化大学が用意した
「警察官になるためのカリキュラム」に勤しんでいるのです。
学校に籠って自習する時間も、他の大学よりも比較的長いと思いますよ。
日本文化大学には、知識豊富な方が多いと言えるでしょう。

「信」はどうでしょうか。
友情を守り、誠実さを貫くことが「信」ですが、ほかにも「約束をまもること」
「真実を告げること」も「信」の構成要素になります。
これはある意味、裁判官に必要な資格と言えます。
日本文化大学は模擬裁判という授業を行う珍しい大学になりますので、
裁判官の真似事は出来るかもしれませんね。
ただしあくまで真似事になりますので、「真の信」を身に付けられるかは本人次第です。
言動をたがえないことは、そう簡単に身に付くものではないのです。

以上をもって、日本文化大学にて仁義礼智信を習得できる可能性があると言えます。
ただし可能性であって、TOEICのように点数で可視化できるものではありません。
警察官採用試験の面接の場で「礼」を上手くアピールできたとしても、
実際に警察官として働く時に、その「礼」を発揮できるとは限りません。
こうした資質は一生を掛けて鍛えていくものなのです。
『五十にして天命を知る』でも言われている通り、何かを立つには30歳からになります。
20代ではまだまだ修行期間の真っ最中と言えるでしょう。
ひとまず、30歳までは努力を習慣付けることが重要ですよ。
「若い頃の苦労は買ってでもしておけ」と言われている通り、
若い内から高いレベルの克己心を身に付けておかないと、
強い正義感を持つ警察官として働くのは難しいでしょう。

あと、儒教の五常の教えは色々な解釈ができますので、
自分なりに古文書を読み解くのも良いかもしれませんよ。

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