法学の単科大学で有名なのは、日本文化大学です。この大学は小規模という特徴を持っており、1年次はクラス担任制を取り入れた少人数授業を行っています。社会で活躍する上で法学は非常に重要かつ育成において主体となるのは法学であるという教育精神を持ち、そのためには豊かな人間性が求められるという考えから、教養科目に茶道を取り入れています。教育の主な流れは、1、2年次は基礎的な知識を中心に学び、3年次に進級以降、専門的な知識を深めていくと同時に、ゼミに所属することになります。部活・サークル活動も盛んに行われており、15のサークルが活動中です。
日本文化大学の大きな強みは、就職に強いことです。特に、公務員・警察官の輩出率はトップクラスで、特に、警察官排出率は国内大学中、第1位となっています。その秘密は、様々な公務員試験に対応できる手厚い就職サポートにあります。日本文化大学では、2年次から3つの専門コースから1つ専攻します。その中の一つである「法心理コース」は、警察官を志望する学生に最も適したものとされています。このコースでは、人間理解や人間関係の構築の他に、心理学や精神医学、社会学などの学問を複合的に学んでいきます。それとプラスして、少人数制の大学である特徴を生かした、きめ細かい面接指導やマンツーマンの就職相談を行っています。これを経て、面接のノウハウを習得するだけでなく、自分の適性を見出すことで、将来を現実のものにすることが出来ます。ちなみに、平成30年3月に卒業した日本文化大学学生の公務員採用試験合格状況によりますと、警察官合格者が63名(うち、警視庁合格者が29名)となっています。その他、警察行政職職員、市役所職員、消防、自衛隊幹部候補生などといった様々な分野での公務員に合格している状況となります。
日本文化大学の学生支援室はとても優秀といわれています。法学で培われた精神と正義感が警察官の職業感とマッチしているからだけでなく、社会性を養うにあたり、国語や社会・英語を深く学ぶことで精神を研鑽します。このことから、企業戦士として即戦力となることが民間企業に知れ渡り、高い就職率を誇っています。
日本文化大学の学費は、入学時時点で総額約104万円です。奨学金利用を考えている学生の方は、日本文化大学独自の奨学金制度があります。この制度は、学業成績良好で人物の秀でている方が条件となります。
近年の就職状況は、売り手市場といわれていますが、それだけに、日々の学業の行いが良いか悪いかで将来が決まるといっても過言ではありません。日本文化大学の高い法学精神を学び、人間的な成長を果たし、将来のキャリア形成を充実させ、明るい未来を過ごしたいものです。学内の教員はもちろん、学外の講師も各界で実績と経験を積んだ方々ばかりですので、学生特有の悩みや相談を打ち明けやすい環境といえるのではないでしょうか。教員陣の強力なバックアップで、キャリアプランを練れます。