日本文化大学の特徴は警察官になりやすいということ

「この大学は他と違って○○が特徴です」
とした場合、日本文化大学は何が特徴となるでしょうか?

日本には数多くの大学があり、
最早飽和状態で定員割れを引き起こしている状態です。
それら有象無象と差別化を図るなら、
何かしらの特徴を持たせないといけません。
なお、偏差値を特徴に挙げたくなりますが、
偏差値は特徴ではなく結果です。
アイドルの特徴だって「○○の特徴は人気が高い」なんて言いませんよね?
「歌が上手い」とか「かわいい」とか
「トーク技術が良い」とか「一生懸命さが伝わる」とか、
何かしらの特徴がある筈です。
人気の高さは結果論なのです。

となると、日本文化大学の特徴には何があるのでしょうか?
カリキュラムに注目したいところですが、
カリキュラムの内容でナンバーワンを目指すのはかなり難しいでしょう。
むしろ、他者に説明がしにくい領域になります。
例えば、リンゴで「紅玉と美丘、どちらが旨い?」と訊かれても、
絶対評価など分からず、個人の感想しか言えません。
私たち人間は、数字で説明できないものを他者に
“分かりやすく”伝達する手段を持ち合わせていないのです。

となると、分かりやすい結果を示すべきと言えます。
リンゴで例えるなら「売れ行き」「糖度」「値段」「手に入りやすさ」などで
勝負するのが良いかもしれませんね。
では大学の場合、どんなもので差別化できるかと言うと、
最も多くの方が気にしているのは就職状況です。
卒業しても就職できなかったら、その大学に入る意味はほとんどありません。
そして日本文化大学は就職に関して最たる特徴を有しています。
それは「警察官合格率が日本一」という特徴です。
合格数でしたら、生徒数の多い日本大学や国士舘大学がトップクラスですが、
パーセンテージで換算するなら、日本文化大学が文句なく一位です。
と言っても、分母(受験者数)を公表していませんので、
実際の合格率は不明です。
それでも、昨年は在学生の3分の1が警察官になったことを考慮すれば、
文句なしに誰もが認める「日本文化大学は警察官になるための学校」となるでしょう。

就職状況もある意味結果論なので、
これもまた日本文化大学の特徴とは言いにくいかもしれません。
しかし、その結果を導くにはれっきとした根拠があります。
日本文化大学は警察官になるためのカリキュラムが非常に充実しており、
専門学校に行くよりも高度に学べると評判になっています。
警察官を目指すなら、日本文化大学を選ぶのは如何でしょうか?

日本文化大学の教授陣は元警察官がとても多い

天下りは悪だと一般的には言われていますが、
それは癒着と無能の2点が問題視されているからです。
むしろ逆に、学校機関への天下りはパイプ作りに有用ではないのでしょうか?
教員同士ではイザコザがあるかもしれませんが、
そこで勉学に励む学生としては、
癒着があった方がコネを作りやすいと考えているかもしれませんよ。

日本文化大学は元警察官の教授が多いと話題になっています。
所謂、天下りのようなものですが、一回別の会社で働いて、
そして日本文化大学に流れ着いているので、あまり天下りっぽくないですね。
そもそも教授になるには、いくつか学会発表しないといけませんので、
無能な教授は皆無と言えます。
ただし、研究者として優れているのと、
指導者として優れているかは完全に別問題なので、
そのあたりは難しいところと言えます。
その教授の下で学問に励む以上は、
可能な限り指導力に定評のある方につきたいものですよね。

具体的に日本文化大学の教授の誰が警察官かは不明です。
一応、現学長はかなり有名なお方で、
北海道警察の本部長を務めた経歴を持っています。
むしろ、これくらいの経歴の持ち主でないと、
履歴を調べるのは難しいと言えそうです。
前学長も、鳥取県警察本部長をはじめ、
いくつかの警察関連の重職に付いたお方です。
しかし、あまりのキャリアなので、
一般的な警察官の参考にはならないかもしれません。
日本文化大学を卒業する方で警察官になる方は、
各県警と警視庁へ所属します。
警察庁になった方は居ない模様です。

むしろ警察庁へ入るには、
東大を首席で卒業する必要があるとも言われています。
トップオブエリートだけが、その道に進み、
警察組織における重要な役職に付けるのです。
完全に天上の世界なので、日本文化大学に所属している方の多くが
そこまで高望みしていないと思います。
まだ、年収1000億円の会社を起ち上げる方が、難易度としては優しいです。

日本文化大学には元警察官が多いですが、その利点はやはり、
就活におけるアドバイスが聞きやすいというのがありそうです。
警察官採用試験をどのように突破し、そして警察学校でどのように過ごして、
実際にどのような職を全うしたかを聞くことが出来ます。
大学によっては一度も社会に出ずに「院生⇒講師⇒教授」となる方もいますので、
実際に警察官として働いていた方のアドバイスを聞けるのは、
かなり便利と言えるのではないでしょうか。

ただし、日本文化大学の教授陣は40~60代ばかりなので、
警察官採用試験を受けたのは30年前になりそうです。
あまりに古すぎて参考にならないかもしれません。
その代わり、日本文化大学は定期的にOB・OGの現役警察官を招いて、
懇親会や相談会を開催しています。
警察官の生の声を聴ける機会は、他の大学よりもかなりあると思いますよ。

日本文化大学の評価基準

大学の評定は上から順に、S、A、B、C、そしてDとFがあります。
DとFですが、筆者の大学のケースでは、
Dが普通に不可ですが追試のチャンスが与えられ、
Fは追試すら受けさせない、というものだと思います。
確か、授業を全部休むとFが付くと聞いたことがあります。
筆者は一回もFを取ったことがありませんので分かりませんが、
D以外の不可のケースも大学によっては存在するのです。

では、日本文化大学はどうでしょうか。
評価基準に関しては、日本文化大学はしっかりと明記しています。
S(秀)が100~90点、A(優)が89~80点、B(良)が79~70点、
C(可)が69~60点、D(不可)が59点以下です。
そしてこの点数ですが、
日本文化大学のカリキュラムによって採点基準が異なります。
欠席点を加味するか、提出するプリントの配分をどうするか、
小テストを含めるか等、授業ごとに異なります。
定期考査のテストで満点を取っても、Sを取れるとは限らないのです。

ところでちょっと気になることとして、
日本文化大学は何人までS判定を出しているのでしょうか?
筆者の大学は明確に「最大で5人まで」と定義していました。
最大なので0人のケースもあります。
日本文化大学も5人までなのか、それとも無制限に出しているのか、
そのあたりかなり気になります。
加えて、実技系の授業の評価の仕方もかなり気になります。
筆者の大学は実技系の大学でしたので、
評価の付け方はAかDしか存在しませんでした。

と言いつつ、そこまで難しいものではありません。
多分、出席さえすれば誰でもAは取れますよ。
ただし、山奥での実習なので
「最後まで生き残る」のが条件になります。
風邪を引いて途中でリタイアしたら、
来年もその授業を取らないといけなくなります。
日本文化大学は文系なので、こうしたアウトドア系の実習はありませんが、
ゼミなどの評価の付け方はかなり気になるところと言えるでしょう。

こうしたAやBの数は、就職活動でかなり使われてしまいます。
一流の大企業に挑むなら、やはりオールA以上は取りたいところです。
日本文化大学は警察官になるための学校ですが、警察官採用試験においても、
この成績表は判断材料にされてしまうと思いますよ。
あんまりCだらけだと、それだけで落とされてしまうかもしれません。
特に、ゼミとかでCでしたら、審査員は眉をひそめてしまうかもしれませんよ。
そうならないためにも、日本文化大学の授業は真面目に受けましょう。

日本文化大学はこんなとこです

「日本文化大学ってどんなとこ?」と問われても、
言葉で説明することは出来ません。
警察官になるための学校というような、表面的なことは言えますが、
校風や雰囲気、教授陣の気難しさ、他の学生が毎日何をしているかは、
実際に本人が見てみないと決して実感できないでしょう。

そこでオープンキャンパスに行きましょう。
実際に行かないと分からないのなら、実際に行けば解決します。
また、AO入試は「必ず一回以上は日本文化大学を訪問する」のが条件になっています。
と言うより、願書は直接、受験者が取りにこないといけないのです。
遠方にお住いの方も、
何とか都合を付けて日本文化大学に一度くらいは行きましょう。

オープンキャンパスで分かることはとても多いです。
まず、日本文化大学までの経路が分かります。
どの駅で降りて、どの道順で日本文化大学に付けるのかを、
その身を持って体感することが出来ます。
一般入試の場合、試験は日本文化大学で行いますので、
迷子になって遅刻しないためにも下見は必須です。

そして訪問する時期も重要です。
7月や8月に行けば、真夏の東京の辛さを実感することが出来るでしょう。
実際には、日本文化大学があるのは八王子なので、
23区の方に比べれば、やや涼しいと言えます。
どれくらい汗をかいて日本文化大学まで辿りつけるかを知るのも、
熱中症対策として重要ですよ。
耐えられないようなら、来年の夏に向けて今から筋トレしましょう。

また、教授がどんな方なのかは実際に会わないと分かりません。
これに関してはネットの口コミでも情報収集は不可能です。
むしろ、ネットの口コミに教授の性格が隅々まで記載されてあったら怖いです。
たった1日では教授全員とお話できませんが、
どんな人がいるかその目で確認するだけでも有用ですよ。

他にも調べておきたい日本文化大学の施設は多いです。
学食はどれくらい豊富か、トイレはどれくらい綺麗か、
エアコンの空調はどれくらい寒いか、休憩室はどれくらい寛げるかなど、
勉強に関する以外の項目もしっかりと調べておくのが有用と言えます。
これから日本文化大学に4年間通う事になりますので、
これらの情報収集は絶対に必須なのです。

また、先輩に話を聞くのも大事です。
大学生活は初めてのことばかりなので、
しっかりと先輩から「転ばぬ先の杖」として指南を受ける様にしましょう。
オープンキャンパスでは、先輩から話を聞ける時間帯を十分設けていますので、
しっかりと話を伺いましょう。