日本文化大学で庭師を目指せますか?

ガード(gard)ガード(guard)は似ています。
中世ヨーロッパのガーデナー(庭師)は
ガードナー(警備員)のお仕事も兼任していたと思います。
庭に無断侵入してくる敵を庭師がハサミでバッサバッサ切り倒していたのでしょう。
それゆえ、某大学の庭師を養成する学部では警察官も目指せるとのこと。
庭師としての知識が警察官に活かせるのは何とも不思議ですね。
筆者はその大学出身なのですが、このことを今はじめて知りました。

 

日本文化大学は
警察官を目指す大学として知られています。
その授業カリキュラムは
警察官を目指すためのもので組まれています。
残念ながら筆者が居た大学のように、
日本文化大学では造園に関する知識を学べません。
日本文化大学は法学部になりますので、
学べる理系分野は公務員試験で
出題される数的処理くらいでしょう。
化学や生物などはノータッチになります。
もちろん日本文化大学以外にも警察官を目指せる大学はいくらでもあります。
東京だけでも20ちょいはありました。
その学部ですが、基本的には文系です。
学科に関しても、法律学科、政治学科、経済学科、新聞学科、
スポーツ科学専攻といったものが目立ちます。
どれも警察の業務に関するものばかりと言えます。
経済学科はちょっと毛色が違いますが、
法律に関することにいくつか触れると思いますよ。
どこも似たようなことをしていますので、
もしも日本文化大学が交換留学みたいなことをやっていたとしても、
普通に授業に付いて行けると思いますよ。
(ただし造園学科は特殊過ぎるので除く)

 

日本文化大学は法学部ですが、
弁護士や政治家に進む方はほとんど居ません。
弁護士や政治家が職業として有名過ぎるため、
法学部といったらその道を連想してしまう方は多いでしょう。
しかし法学部の範囲は広大。
マンション管理士、労働基準監督官、議員秘書、
海事代理士あたりも法学部から進めます。
さて、実は「警察官になるための学部」というものは存在しません。
その理由としては
「警察官の仕事は専門性が高すぎる」が考えられます。
大学の授業は大学ごとに異なります。
十人十色どころか千人千色くらいバリエーションがあります。
大学で警察官に関することを学んでも、それが役に立たないケースもあるのです。
それゆえ、警察官採用試験に合格した方は例外なく警察学校に入校します。
そこで警察官に必要な知識を全部叩きこまれるのです。
そもそも警察官は高卒でもなれますので、無理して大学に通う必要はないのです。

 

となると日本文化大学は何のためにあるのか気になりませんか?
解答を先に言いますが今の大学は「社会性を学ぶ場」として活用されています。
専門学校がその仕事をするための技術を学ぶ場所でしたら、
4年制大学はあらゆる教養を学ぶ場所と言われています。
日本文化大学の授業にて法律について学べますが、
それ以外にもあらゆることを習得することが可能。
恩愛礼儀、清明和敬、重厚中正、祖風継承といったことを
日本文化大学で学べるでしょう。
知識だけでなく文化的な人間として生きる精神性と
社会性を身に付けられるのが大学になります。
さらに社会人に最も必要なコミュニケーション能力も鍛えられますよ。
一般企業が「大卒」を最低条件にしているのは、
このコミュニケーション能力を持つ方を欲しがっているからになります。
当然、警察官として働くならコミュニケーション能力は必須。
警察の仕事はチームプレーなので、仲間と協力する技術は絶対に必要なのです。

 

医者と違い、警察官採用試験は「学部学科不問」です。
ただし法律に関しての知識があると
警察学校の授業が少し楽になりますので、
警察官には法学部出身者が多いのです。
もしくは外国語を学ぶ学科出身者が多いかもしれませんね。
英語技能は警察官として働くのに必要で、
警察学校で散々英語を叩きこまれます。
そうしたことがあり、日本文化大学では法律と英語の授業に力を入れています。
第二外国語としてフランス語とドイツ語も選択可能。
どんな学部からでも警察官は目指せますが、
少しでも有利な条件を目指すなら法学部がベストだと思いますよ。
造園学科からも普通に目指せますが、
法律を学べるというアドバンテージを失いますので、少しだけ不利かもしれませんね。
そのあたりは独学で何とかしましょう。

 

公務員試験の内容はそれぞれ傾向があります。
傾向が特に分かれるのは小論文、国語や英語の長文問題でしょう。
警察官でしたら事件や法律に関するもの、
造園職の公務員なら造園に関する問題がテーマになります。
日本文化大学で造園職の公務員を目指すなら
そういった知識を身に付ける必要があります。
そのあたりは独学で頑張りましょう。
でも日本文化大学の学生支援室は優秀なので、
たとえ造園の道に進む場合でも適切なアドバイスを受けられますよ。
警察官ほどの有益なアドバイスは望めませんが、一人で悩むよりかは良いでしょう。
大人の意見は意外と役に立ちますよ。

 

日本文化大学は警察官を目指せる大学ですが、
卒業生全員が警察官になる訳ではありません。
去年の割合は30%ほど。
10%はそのほかの公務員、残りの60%は一般企業に進んだと思います。
建設業の内定を獲得した方は意外と多いです。
探せば庭師の道に進んだ方も居るかもしれませんね。
ガーデナー(庭師)はガードナー(警備員)は似ているので、
そうした道に進むのもありかも。

 

一部の企業を除いて
「学部学科不問」のところはかなり多いです。
それは「専門的な知識は入社してから叩きこむ」
ことをしているからです。
このあたりは警察官と一緒ですね。
また営業職でしたら大学の授業で
学んだことはほとんど関係ありません。
それよりも大学で培ってきた
社交性を重視することが多いでしょう。
大学の成績を見ない企業は意外と多いですよ。
面接だけで合否を決めるところが多いのは、
このコミュニケーション能力だけを
見ているからになります。
建設業の採用試験も工学科だけでなく、
あらゆる学部学科から人を集めます。
開発職でしたら理系学科が最低条件ですが、
営業職でしたらそういった専門知識は入社後に叩きこんでくれますよ。
そして警察官採用試験でも「人物重視」で審査する傾向が強いです。
一応筆記試験をやりますが、
その筆記試験は丸一年カンヅメで勉強すれば誰でも合格ラインに達します。
それよりも面接で落ちることが多いです。
日本文化大学は面接対策にも力を入れているからこそ、
この大学は合格率が高いのです。

 

日本文化大学の裏手には和敬の道という1kmに及ぶ人工林道があります。
しっかりと整備されていますのでランニングするにも良いでしょう。
でも夏はやぶ蚊の大群に襲われるかも。
虫よけスプレーは必須ですね。
造園の道に進むなら、こういった道は是非とも観察しましょう。
どのような方法で地面を舗装しているのか、
土砂流出を防ぐ柵はどうやっているか、
適度に日光を与えるための剪定方法など、色々なことを学べると思います。
日本文化大学のオープンキャンパスの時に是非とも、和敬の道を散策しましょう。
ただし全長1kmになりますので、途中で倒れないように。
流石に凍死の心配はありませんが、出来れば2人以上で散歩しましょう。

 

最後になりますが、庭師を目指すなら造園技能士や
造園施工管理技士といった資格があった方が良いですよ。
様々な資格を在学中に取れる日本文化大学でも
それらの資格には対応していませんので、
庭師を目指すなら造園学科がある4年制大学や専門学校はいかがでしょうか。

日本文化大学の多彩なゼミをご紹介

大学は本来研究機関です。
高校と違って知識を生徒に教えるだけでなく、
新たな発見をする場所となります。
それゆえほぼ全ての大学に研究室が用意されています。
ゼミのない大学などないでしょう。
もちろん日本文化大学にもゼミはあり、
様々な分野を研究しています。
今回は日本文化大学の各ゼミがどんなことをしているかを
紹介したいと思います。

 

≪有職故実≫
有職故実(ゆうそくこじつ)とは、
過去の朝廷や武家、公家の制度や習慣、
儀式のこと、および、それらを研究することになります。
日本文化大学の有職故実ゼミでは先人の教えを学び、
それを未来にどう活かすかを研究していきます。
過去と現代では法の在り方が
全くと言っていいほど関係ありませんが、
調べていくと現代に通じる部分もいくつか見つかります。
例えば、装束の色について。
冠位十二階では紫が最も高貴な色として扱われています。
中国でも紫は皇帝しか身に付けてはいけない色とされていました。
今でもそういった先入観が身に付いているかもしれません。
人間の感性はそうそう変化するものではなく、
古代の風潮や習慣を学んでいけば、
現代の実生活に何かしら役立つこともあるのです。
雨乞いの儀式だって調べていけば
科学的に意味のあることだと分かってきましたよ。

 

≪警察行政≫
日本文化大学は警察官になるための大学とも言われていますので、
警察の在り方や法を研究するのは当然のことかもしれません。
今の警察活動が本当に正しいのかも研究するかもしれませんね。
学者の本分は「まず疑うこと」にあります。
既存の常識をぶち破り続けることで、科学は発展してきました。
法律の分野も同様で、
間違っていることは積極的に改正すべきと言えるのです。
また文化的なことや常識的なことは常に変動していきます。
日本国憲法が発足されてから70年が経過しましたが、
恐ろしいことにまだ1回も改正されていません。
ちなみにドイツは70年で58回ほど改正。
アメリカでも6回です。
警察法が憲法と違ってきちんと改正されているのは、
しっかりと研究する機関が働いているからとも言えそうですね。
(日本国民の過半数が、日本国憲法が完成されているものと思い込んでいる、
というのも改正されない理由のひとつと言われています)

 

≪少年法≫
少年法は何度も改正されています。
14歳まで引き下げられたのはかなり有名ですよね。
日本文化大学の少年法ゼミでは少年法の在り方を研究します。
「なぜ14歳なのか?」「成人と未成年で刑罰を分ける必要はあるのか?」
「少年が罪を犯したらどのように更生させるべきか?」といったことを研究します。
そしてこういったことを研究する場合、
その少年の家庭環境や周辺環境についても調べる必要がありそうです。
昔はカミナリ親父が居て、悪いことをしたらゲンコツでしたが、
今はそういった親父が居ません。
躾をする人が居ませんので、
悪いことを悪いと認識できない子供が増えているのです。
日本文化大学の少年法ゼミでは
「少年が罪を犯すことを防ぐには何をすべきか?」ということも研究していると思いますよ。
その方法として少年自身をケアするだけでなく、
周りの環境を改善させるところからやっているかもしれません。

 

≪スポーツ行政≫
警察関係とはちょっと違いますが、
日本文化大学のスポーツ行政ゼミでは
スポーツの取り組みについて研究しています。
国や自治体がどのようなスポーツを推奨し、
どのように資金援助しているのかを
検証・考察していると思います。
スポーツは心身を鍛えるのに有用であり、日本の小中高では体育が必修です。
そして自治体によってどんなスポーツに力を入れているかはかなり差があります。
一例を挙げるなら、静岡県は少年サッカーが多いですよね。
2019年にはラグビーワールドカップが、2020年には東京オリンピックがあり、
スポーツ行政のお仕事はかなりありそうです。
日本文化大学のスポーツ行政ゼミの研究も何かしら役に立つかもしれませんよ。

 

≪文化景観≫
文化を守ることは重要です。
日本文化大学も本来は文化を守るために作られた学び舎になります。
人間が人間足らしめるのは文化と言われており、
古い文化と新しい文化を同時に守ることで人間社会は発展していったのです。
日本文化大学の文化景観ゼミでは人類が築いてきた文化景観をどのように活用し、
どうやって保護していけば良いかを研究します。
また、補修することも研究課題のひとつ。
先の地震で熊本城が一部崩壊し、それをどのように修繕すれば良いかを
日本文化大学の文化景観ゼミは考えていたのではないでしょうか。
世界遺産登録のための活動もしているかもしれませんね。

 

≪現代経済政策≫
日本文化大学の本質から少し外れますが、
現代経済政策ゼミはその名の通り経済政策について研究します。
アベノミクスやユリノミクスなどの政策が
どのような影響を世界に与えるかを考察していると思います。
TPPや脱原発など、経済が関わる政策は非常に多いです。
むしろ経済が関わらない政策など皆無と言ってもいいかもしれません。
日本文化大学の現代経済政策ゼミはかなり責任重大なことをしていると言えます。

 

≪国際法≫
国が国として成立する条件はいくつかありますが、
そのうちのひとつに「他国から認められる」というのがあります。
国を作る場合、他国の存在は決して無視できないものなのです。
日本文化大学の国際法ゼミでは国際関係の法律を学びます。
国際法はもちろんのこと、
国際人道法や国際刑事法なども研究しているでしょう。
法律というのは国によって異なるため、
その橋渡しとなる国際法が必要なのです。
もしも国際法が無かったら、別の国に逃げたもの勝ちになってしまいます。
国を転々として盗みを行うルパン三世を追うには、
国際法といった規則が必要となるのです。
多分、日本文化大学のゼミの中で
最も外国語に詳しいのはこの国際法ゼミだと思いますよ。

 

≪憲法≫
警察行政ゼミの項でも言いましたが、憲法はまだ1度も改正されていません。
しかし「解釈」だけは度々変更されています。
例えば、内閣総理大臣やその他大臣は
「文民」でないとなれないと憲法に書かれていますが、
この文民の定義が変更されていました。
1965年までは「自衛官は文民である」としていましたが、
その年を境に「自衛官は文民ではない」とされ、
自衛官の方も大臣になれるようになりました。
憲法の文章自体は変えていませんが、解釈は度々変更されてきたのです。
日本文化大学の憲法ゼミではこういったことを討論します。
解釈は時代によってかなり変動しますので、
今と昔では憲法の中身がかなり違っているかもしれませんよ。
かなり先の未来になりますが「宇宙軍」はどうなるのでしょうか?
憲法では「陸軍・海軍・空軍」のことしか書かれておらず、
宇宙船を使った軍隊はノータッチです。
多分「宇宙軍は空軍に含む」といった解釈をされるかもしれませんが、
こうした解釈の変更ばかりしていると、憲法の存在意義が失われてしまいます。
そういった意味でも憲法を改正する必要があるのです。

 

≪おわりに≫
他にも日本文化大学には法心理学ゼミ、日本法政史ゼミ、
スポーツ政策ゼミ、政治学ゼミ、刑事法ゼミ、民法ゼミ、教育行政学ゼミ、
家族法ゼミなど総勢17のゼミを用意しています。
これらのゼミ目当てに日本文化大学に入学する方は居るかもしれませんね。
海外ではゼミ(教授)目当てに大学を選ぶことは半ば常識ですよ。
偏差値だけで選ぶのは日本くらいではないでしょうか。

これが日本文化大学のオープンキャンパスだ!!

日本文化大学は年に何回かオープンキャンパスを実施しています。
大学によっては年に1~2回しか開催しないところがあれば、
日本文化大学のように複数回に渡って開くところもあるでしょう。
そして日本文化大学の実施回数は全部で9回。
去年は8回だったので来年は10回にボリュームアップしているかもしれませんね。
今回は「今年の日本文化大学はオープンキャンパスで何をしたのか!?」
を紹介したいと思います。

 

<Campusツアー>
その名の通りキャンパス内をツアーします。
日本文化大学の在学生が校舎を案内してくれますよ。
2月に完成した立志舘(柔道場)や五常館(剣道場)、
さらには9月に竣工したばかりの
楽校舎(総合新校舎)を見て回ることが出来ます。
これから自分たちが4年間通うことになる学び舎になりますので、
オープンキャンパスで何があるかしっかりと確認しましょう。
どのあたりに化粧室があるかも確認した方が良いですよ。
いつも利用しているトイレが混雑していた場合、
直ぐに駆け込めるように日本文化大学の全トイレは網羅しておいた方が良いでしょう。
片倉駅から日本文化大学の間にはコンビニもありませんので、
校門から最も近い場所にあるトイレは要チェックですよ。

 

<女子プレミアムコース>
Campusツアーとほとんど一緒ですが、こちらは女性限定のツアーです。
日本文化大学の女子大生が女子高生の為に案内してくれます。
そして行く場所も男子禁制。
別に大奥ほどの厳格さはありませんが、
女子だけが寛げる空間を日本文化大学は用意しています。
だらしなく寝転がった姿は男子には見せられませんね。
あと、日本文化大学の化粧室はかなり豪華です。
トイレも綺麗ですが、化粧専門の部屋が用意されているのです。
椅子があり、小物置場が広く、鏡も大きく、
ブースで仕切られていますので隣人も気になりません。
オープンキャンパスの時にそこで化粧をしてみるのはいかがでしょうか。
なお、女性限定のツアーなので、保護者(父親)同伴で来た方は
どこかで待機してもらいましょう。

 

<ランチ体験>
食堂で日本文化大学のランチを体験できます。
日本文化大学の周辺にはめぼしい飲食店がなく、
4年間は確実にこの食堂のお世話になるでしょう。
コンビニすらなく、夜食が必要な場合は1km先の
スーパーまで走る必要がありそうです。
その代わり片倉駅の駅前にはコンビニや弁当屋が揃っていますので、
そこで確実に食料を用意しておきたいところです。
ランチ体験は12時から13時までと時間制限がありますので、
逃さずに食堂に行きましょう。
どんなメニューがあるかはその目で確認してみてください。

 

<ニチブンカフェ>
こちらは12時から15時までと長くやっています。
主食こそ出ませんが、おいしいパイやドリンクがお出迎えしてくれますよ。
イベントで疲れた時はここで休憩するのもアリかと。
子供が体験授業をしている間、
親御さんはここでオヤスミするのも良いかもしれませんね。

 

<サークル体験>
サークル体験と銘打っていますが、
日本文化大学の部活動を紹介するものになります。
第一弾は剣道部、第二弾は柔道部、
第三弾は弓道部が各道場で部活動を紹介しました。
汗拭き用のタオルを持参する必要はありますが、
30分程度と短いのでそんなに汗はかかないかもしれませんね。
でも制服で来ている方も居ると思いますので、
運動するにはちょっと不向きかも。
それとも見学だけでしょうか。
柔道部あたりはそうした傾向が強いかもしれませんね。
受け身も取れない素人を投げたら大変です。
弓道部も弓に触るだけで、矢は飛ばさないかも。
とりあえず各道場の設備が分かるだけでも参考になるものです。
見学する際は、空調の有無をしっかりとチェックしましょう。
クーラーがない道場で真夏に稽古をしたら熱中症になってしまいますよ。

 

<体験授業>
ミニ講義、もしくは模擬講義を体験することが出来ます。
大学の授業がどういったものかをその身を持って味わうことが可能。
15~20分と短いので、眠くなる心配もありません。
高校ではまずやらない、刑法①や法学入門①といった授業が開かれますので、
かなり新鮮だと思いますよ。

 

<大学説明会>
日本文化大学がどういったところなのかを教えてくれます。
大学について、学部について、就職について、入試について、
年間行事について細かく紹介してくれます。
45~50分とちょっとだけ長いですが、
途中で眠ってしまわないように注意しましょう。
5~7月はこの大学説明会は1日で全く同じものを2回開きますが、
できれば午前中の方が良いかも。
食後だと眠ってしまいそうです。

 

<入試説明会>
大学説明会でも入試について説明してくれますが、
こっちはもっと詳しく入試について教えてくれます。
説明だけでなく入試に関して相談することも可能。
願書の書き方なども指導してくれます。
本気で日本文化大学を目指すなら
この説明会だけでも受けた方が良いですよ。

 

<プレインタビュー受付>
日本文化大学のAO入試を受験する条件のひとつに
プレインタビューを受けるというのがあります。
このプレインタビューはオープンキャンパスの日だけでなく、
普通の平日でも受けることが可能ですが、
特に不都合がなければキャンパス見学の時にまとめて受けておきましょう。
AO入試の過去問とかも貰えるみたいですよ。
AO入試の合格率は99%とかなり高いですが、
1%の確率で落ちている人が居るのも事実。
油断せずにしっかりと対策をしましょう。

 

<ニチブン☆cool>
日本文化大学の在学生との懇親会です。
日本文化大学のアレコレを訊けますよ。
誰しも大学生活は初めてなので不安に思う事はあるでしょう。
現役の大学生がどんな風に過ごしているかをこの場で聞けば、
色々と安心できると思います。
勉強のこと、部活のこと、バイトのこと、就活のこと、
余暇の過ごし方、夏休みに何をしていたか、
デートスポットなどを訊いちゃいましょう。

 

<OB・OGとのトークショー>
日本文化大学の卒業生は公務員が多いです。
特に警察官の割合はかなりのもの。
卒業生の3分の1が警察官なのは
日本文化大学くらいでしょう。
そしてオープンキャンパスでは
日本文化大学の警察官OB・OGの
話を聞くことが出来ます。
将来警察官になるならこれは必見です。
警察というお仕事がどういったものか、
警察学校では何を学ぶかといったことを教えてくれます。
警察官という仕事は意外なほど市民に知られていませんので、
こういった話は積極的に耳を傾けた方が良いですよ。
日本文化大学に入学してからも
警察官OB・OGと話を聞く機会はたくさんあります。
こういったトークショーを受けるために
日本文化大学に入学する方も居るかもしれませんね。

 

<NICHIBUN VOICE>
詳しくは分かりませんが恐らく、
日本文化大学の在学生の呟きを眺めるものだと思います。
日本文化大学はこういったところとか、
日本文化大学でこんなことを学んだとか、
そういったビデオレターみたいなものを視聴することが出来ます。
ニチブンクールの会場とかが混んでいた場合は、
ここで時間を潰すのも良いかもしれませんよ。
ここで知った情報を元にニチブンクールで質問するのも良いかも。

 

<おわりに>
上記で紹介した通り、日本文化大学は1日でたくさんのイベントを実施しています。
時間帯によっては3会場でイベントが重なることも。
それゆえ日本文化大学のオープンキャンパスは複数回行くことが推奨されています。
全部で9回ありますので、都合があう日に行きましょう。

日本文化大学の一般入試について

大学に入るには入試を受ける必要があります。
その入試の種類は非常に多岐に渡り、日本文化大学は以下の7項目を実施しています。

・警察官志望AO入試
・公務員志望AO入試
・一般推薦入試
・指定校推薦入試
・自己推薦入試
・一般入試
・センター試験利用入試

これらは試験内容だけでなく
願書提出期間、選考日、合格発表日、
手続き締め切り日がそれぞれ異なります。
一般的には「推薦入試は秋」
「一般入試は冬」なケースが多いです。
日本文化大学も概ねそんな感じですが
選考チャンスをほかの大学よりも長く取っていると言えます。
警察官志望AO入試は8月27日から実施していますし、
公務員志望AO入試は最遅で3月5日に願書を出しても間に合います(ただし必着)。
一般入試もかなりたくさんの回数を実施しており、
受験生のそのうちのどれかを選んで受験します。
入学できるチャンスがほかの大学よりもかなり多めに用意しているのが
日本文化大学の入試の特徴になります。
今回は一般入試のみに注目し、日本文化大学に入学するには
どんなことをすれば良いかを紹介したいと思います。

日本文化大学の一般入試の日程は多いです。
日本文化大学の会場で受験するものは8回、
高田馬場学習センターの会場で受験するものは3回。
計11回のうち、そのどれかに応募すればOKになります。
日本文化大学は八王子市にあり、
そこまで行くのが大変だと感じる方は
高田馬場駅の直ぐ目の前にある
会場を選ぶのは如何でしょうか。
試験日は1番早くて1月28日(日)。
1番遅くて3月20日(火)になります。
2月3月中の試験日は火曜水曜と平日ですが、
高校3年生は2月になると授業が無くなり自主登校にシフトします。
皆勤賞を狙ったまま日本文化大学を受験することが可能です。
ただし遅い方の試験日を選ぶと卒業式の後になることも。
卒業式は合否が分かってから臨みたいものですよね。
ちなみに合格発表は試験日の翌日と超スピーディーです。
しかも古風に電報で届きます。
試験翌日は家で待機しましょう。

日本文化大学の一般入試の受験資格はそう難しくありません。
高校卒業見込み、高校卒業済み(浪人生)、
もしくは高等学校卒業程度認定試験に合格すれば受験資格を満たします。
日本文化大学のAO入試でしたら「建学の精神を理解する」
「オープンキャンパスやキャンパス見学でのプレインタビューを受ける」
「日本文化大学を専願とする」といった条件が必要です。
一般入試でしたらオープンキャンパスに一度も行かずに
受験することが出来るのです。

受験科目は国語か国語総合。
ただし古文や漢文を除いた内容になります。
簡単に言えば現代文オンリーということです。
そして上記に加えて英語、コミュニケーション英語Ⅰ、
コミュニケーション英語Ⅱ、英語表現Ⅰ、
世界史B、日本史B、政治経済の中から1つ選択。
計2つの科目にて日本文化大学の合否が決まります。
なお、英検2級以上の資格を有していれば、
選択科目の方が免除され、
実質現代文だけの受験になります。
TOEICで換算すると英検2級は550~775点以上と言われていますので、
775点以上取れば英語受験を免除してくれるかもしれませんね。
実際に免除出来るかどうかは日本文化大学が決めますので、
確認のためオープンキャンパスで訊いておきましょう。

受験科目は2つ(場合により1つ)ですが、
それだけで日本文化大学の一般入試は終わりません。
実は日本文化大学の一般入試には面接があります。
それどころか日本文化大学の全ての入試で面接が実施されます。
面接が入試にあるのは、
将来医者や先生を目指す医学部や教育学部くらいと言われていますが、
日本文化大学で目指せる警察官もまた
医者や先生に匹敵するほどのメンタルが必要です。
そうしたメンタル度をチェックするために日本文化大学は
一般入試でも面接を必須としていると思われます。

上記を踏まえて一般入試で日本文化大学に入学するなら何をすべきでしょうか。
理想としては現代文1科目での受験でしょう。
2つのことを同時にやったら効果は分散されてしまいますが、
現代文だけの受験で良ければ集中して対策することが出来ます。
英検2級はそれほど難しいものではありませんので、
高2の時に頑張って英語を勉強して取得しておけば、
高3の丸1年間は現代文だけの勉強に集中出来ます。
もちろん高校を卒業する必要もありますので、学校の勉強も疎かにしてはいけません。
しかし他の受験生が受験対策として3~7科目頑張っているのに対し、
日本文化大学でしたら最低1科目で済むのでかなり楽でしょう。

現代文の勉強の仕方を紹介します。
現代文はある意味、
基本5教科の中で最も特異な教科かもしれません。
数学でしたら例題を徹底的にやればいつか分かります。
英語、化学、物理、世界史、地理、倫理は基本的に暗記系です。
英語も本来は読解力が必要ですが、英単語を1万個、
英文法を3000パターン覚えれば、
読解力を鍛えなくても普通に分かることが多いです。
アメリカの高校生に英語のテストをやらせたら、
簡単すぎて眠くなってしまうかもしれませんよ。
しかし現代文はそう簡単ではありません。
現代文で良い点を取るには3つのポイントを鍛える必要があります。
1つは漢字。
漢検2級程度の漢字と熟語をマスターしないと文章すら読めないでしょう。
その文字の意味が分からなかったら何も出来ません。
2つ目は専門用語。
複数の大学の赤本をやれば気付くと思いますが、
大学によって試験の内容に傾向があります。
日本文化大学は警察官を目指す大学なので、
国語や英語の長文に登場するテーマも警察官関係になりがちになります。
警察用語や法律用語に詳しくならないと、長文を読み解くことが出来ないのです。
そして3つ目は論理的に文章を読み解く力。
テストに出題される長文はすべて文章のプロが作っており、
意味不明なことは一切書かれていません。
順番もすべてルールに則って構築されています。
そうした論理・筋立て・筋道を把握しておけば、
作者が何をもってこの文章を作ったのかを理解することが出来るようになります。
その文章の論理をしっかりと理解することを続ければ、現代文のテストも怖くないでしょう。
闇雲にやっても国語の成績は決して上がりませんので、
こういった点に注意して文章を読むようにしましょう。

英検2級に合格する方法を紹介します。
まず、英検2級は高校卒業レベルと言われています。
高3の冬なら取れるかもしれませんが、
これを高2までに取るのは少し大変かもしれません。
しかし決して不可能ではないでしょう。
少なくとも丸1年掛ければ合格することは出来ます。
最初にやることはとにかく英単語を覚えることです。
単語を覚えておけば覚えるだけ合格率は上がります。
英検2級で出やすい英単語というのもありますので、そうした参考書を買うのをオススメします。
音声を聞いて、自身で発音しながら文字を書くことで効率良く覚えることが出来ますよ。
その後も英検2級に合格するための参考書を買えば何とかなります。
まずは英検2級に必要な英単語5000語を覚えることから始めましょう。

最後に面接対策もしておきましょう。
あなたは何のために大学に行くのか、何故日本文化大学を選んだのか、
他では駄目なのか、どうして警察官になりたいのか、といったことを訊かれると思います。
それらをしっかりと伝えられるように高校の進路指導の先生と面接の練習をしておきましょう。
就活ではありませんので、言いよどんだ程度で落とされることはありませんよ。
日本文化大学だって別に営業スキルを持つ生徒を求めている訳ではありませんので、
とにかく自分の熱き想いを伝えることだけに集中しましょう。