日本文化大学で公務員を目指す

日本文化大学は警察官になるための学校ですが、
他にも公務員に強い大学としても知られています。
昨年の実績を見ると、14名の方が公務員になりました。

公務員に強い理由は、やはりそのためのカリキュラムが充実しているからです。
日本文化大学では2年になると3つのコースに分かれますが、
そのうちの一つに司法や行政を学べる【公共コース】といったものがあります。
公務員に必須の「行政法」を学ぶことができ、
早くから公務員試験対策に取り組むことが可能なのです。
また、3年次にはゼミに入りますが、
その際も「試験演習」といった本格的な講義を受講することが出来ます。
地方公務員や国家公務員、さらには法科大学院に進む方が
このコースのカリキュラムを受けるのです。

就職支援も手厚いです。
日本文化大学では綿密な面接指導を実施し、
面接のノウハウを身に付けることが出来ます。
採用試験の過去問が揃っているのはもちろん、
解答のポイントについても教員が解説してくれます。
最新情報なども把握しているため、情報収集もしやすい大学と言えます。

一口に公務員と言っても様々です。
厳密には警察官も公務員ですが、日本文化大学では区別しやすいように、
それぞれ分けてコースとカリキュラムが組まれています。
市役所に勤める方や消防士になる方、
他にも自衛官を目指す方がこの大学に集まっています。
そして、それぞれの職業に対して
専門的なアドバイスをしてくれる環境が整っているのです。

厳密には、公務員は職業ではなく地位を意味する言葉です。
消防団員はボランティアですが、広義的にはこれも公務員に分類されます。
ただし、一般的には国の税金から給料を貰っている方を、
公務員と呼ぶ場合が多いです。

公務員は昔から人気の職業ですが、残業が多いことでも知られています。
特に災害などの有事の際は、2週間以上も家に帰れないことも珍しくありません。
その分、給与の面が優遇されており、
だからこそ多くの学生が公務員を目指しているのです。

日本文化大学のある八王子市ってどんなところ

日本文化大学は東京都にありますが、
神奈川県にも近い位置にキャンパスがあります。
最寄り駅の片倉駅から僅か3駅で相模原市に到着します。
また、奥多摩ほどではありませんが、西東京に位置しているため、
自然が多く残っているところでもあります。
キャンパス内にもいくつもの自然があり、
都会の喧騒を忘れるには良い学び舎だと言えます。

日本文化大学のある八王子市はかなり大きな面積を誇ります。
東京23区を全部足した面積のおよそ3分の1から4分の1の大きさです。
人口も多く、東京都内の市町村で1位、23区も含めても6位です。
さらに、政令指定都市を除き、
全国すべての市の中で3番目の人口数を持ちます。
多摩ニュータウンという用語は全国的にも有名だと思います。
東京都で初めての中核都市にも選ばれており、
十分都市としての風格を持ち合わせています。

八王子市の特徴として、学生の数がかなり多いです。
2割は学生とも言われています。
日本文化大学だけでなく、首都大学東京、工学院、帝京、明星、
東京造形、東京純心、杏林、多摩美術など、数多くの大学のキャンパスがあります。
23区に比べて地価が安いため、多くの大学がこの地に建てられています。
それでいて交通網も発達していますので、通学にも便利です。

八王子市は多くの人口を抱えていますが、西半分は山です。
衛星写真を見ていただければ分かる通り、緑に覆われています。
標高は500m~900mで、軽い登山には最適です。
ハイキングで有名な高尾山もここにあります。
ちなみに、日本文化大学は中央からやや南東寄りに位置しています。

史跡の数も多いです。
片倉駅の直ぐ西には片倉城跡があり、今は公園として活用されています。
片倉城は15世紀後半の城で、東京都指定史跡にもなっています。
国指定で日本の100名城にも選ばれている八王子城跡は、
高尾駅よりも西にある山の中にあります。
高速道路が側を通りますが、残念ながらトンネルなので、
八王子城跡を拝むには険しい山道を登るしかありません。
野生動物が出没しますので、鈴は必須ですよ。