日本文化大学は警察学校の卒配率も高そうだ

鉄は熱い内に叩けと言われています。
叩けば叩くほど頑丈な鉄になるとも言われています。
また、大抵の日本製の製品は物性試験を行います。
一定の強度を保つ必要があり、それ以下で壊れた場合は、
製品の耐久度を見直す必要があるのです。
車やスマホ、ペットボトル飲料など、
色々な物性試験を行っていると思いますよ。
では、人間はどうでしょうか。
人間だって鍛えれば鍛えるだけ頑丈になります。
中国拳法でしたら、熱した砂に手を交互に高速で突っ込んで、
手の皮膚を鍛えるそうです。
当然、最初のうちは数回やったら火傷しますが、
慣れてくれば回数と温度を徐々に上げることが出来ます。
このように、適度な試練を徐々に課すことで、
人間は階段をワンステップ登るように成長出来るのです。
一気に2段も3段も飛ばすと壊れてしまうので、
適切な試練が必要と言えます。

日本文化大学は警察官になる大学として知られています。
去年の例を見ると、日本文化大学の卒業生の3分の1は警察官になったそうです。
ただし、警察官になるイコール即警察官として働けるものではありません。
まずは警察学校というところに所属して、
色々と警察官として働くのに必要な技能と知識を身に付けます。
「学校」とありますが、これは一種の研修に近いので、きちんと給料が出ますよ。
これは防衛大学も一緒ですね。
そして勉学に励む期間は、大卒でしたら16ヶ月、高卒でしたら21ヶ月。
日本文化大学は大学なので、ここの卒業生は16ヶ月間の研修コースになります。
初任科、警察署での研修、初任総合科(2度目の入校)など結構充実していますよ。
警察学校自体は6ヶ月ですが、卒配しても直ぐに一人前の警察官にはなれないのです。
むしろ、警察署での研修が終わった後に初任総合科として
再び警察学校に入校することを知っている方は、どれだけいるのでしょうか?
(筆者もいま初めて知りました)

警察学校は厳しいと評判です。
そしてその厳しさは場所によって都道府県ごとに異なります。
最も厳しいのは兵庫県と言われています。
入校者の4分の1を試用期間でふるいに掛けるのですから驚きです。
年度によって変動しますが、最も低い年でも5分の1です。
ちなみに試用期間は約1ヶ月と言われています。
大卒でしたら6ヶ月しか研修期間がありませんので、
何か月もテストすることはないのです。
ちなみにこうした振るいは
2~3日もあれば分かることが多いみたいです。
兵庫県はたくさん振るいますが、もしかしたら逆に、
採用試験が楽なのかもしれませんね。
そもそもな話、30分程度の面接で警察官の適正を見抜くこと自体、
無茶な話と言えます。
そんな短時間でストレス耐性試験をしても、受験者の多くは30分くらい耐えられると思います。
しかし、ストレス耐性試験を3日も続けてやれば、何かしらの結果が出てくるでしょう。

では日本文化大学の学生はこうした厳しさを乗り切れるのでしょうか?
去年は81名の方が警察官になりましたが、きちんと乗りきれたのでしょうか?
恐らく、日本文化大学でしたらその心配はそこまでないと考えます。
日本文化大学は警察官になるための学校とも呼ばれており、
しっかりと警察官になるための技能を在学中に叩きこんでくれます。
そしてそれは合格のためのノウハウを指導してくれるだけでなく、
実際に働けるかも日本文化大学が詳しくアドバイスをしてくれるのです。
「今のアナタでは○○が足りない。
だから××しないと警察官としての職務を遂行できない」
という感じで、日本文化大学が教えてくれるのではないでしょうか。
警察学校の厳しさもきっと日本文化大学が教えてくれるでしょう。

警察学校の退校率は2割とも言われています。
高卒から警察学校に入った方だけで統計を取ると、
5割に上るとも。
これは高校を出たばかりの多くの生徒が、精神性が未熟すぎて、
警察学校の厳しい訓練に耐えられないからと言われています。
体育会系の部活動に務めていれば割と平気ですが、
そうでないと警察学校の厳しい訓練を
10ヶ月間やり通すのは難しいでしょう。
あと、技能不足で退校する方も少なくありません。
7月に警察官採用試験に合格して、その後遊び倒してしまったら、
4月からの警察学校の授業に付いていけないかもしれませんよ。
そして、退校率は都道府県ごとに本当に差があります。
最恐として有名な兵庫県は25%ですが、大分県は僅か1.1%です。
逆に低すぎて、大分県が大丈夫か非常に気になるところです。
なお、日本文化大学は東京都八王子市にあるので、
ほとんどの学生は警視庁を志望しますが、ここの退校率は8.1%とそこそこです。
神奈川県にも何人か挑んでおり、そこでは19.2%とワースト2位。
埼玉も多く17.1%となります。
厳しい環境に自ら追い込みたいと考えている日本文化大学の卒業生は、
敢えて神奈川県や埼玉県を志望するかもしれませんね。

意外でもない筈なのに意外なこととして驚かれることに、
警察官として働くには戦闘能力が必要です。
もしくは制圧力とでも言うべきでしょうか。
酔っぱらいを制圧したり、泥棒を捕まえたり、
警察官として働くとそうした揉め事処理を日常茶飯事に行うのです。
機動隊でなく、普通の警邏のお仕事でも
こうしたお仕事は割と多いのです。
北海道でしたら、クマと格闘することもありそうですね。
それゆえ、警察学校では剣道と柔道の授業を必修にしていると言われています。
2つの内、どちらかを選択できるみたいです。

少なくともこれら2つの武道のどちらかを数年間続ければ、
一般人程度に負けることはないでしょう。
でもクマに勝つにはピストルが必須です。
そして日本文化大学は剣道部と
柔道部と弓道部に力を入れています。
もしかしたら、剣道部と柔道部には
部活を引退するという概念が無いかもしれませんね。
大抵の部活動は参加できる大会が無くなると引退しますが、
日本文化大学は警察官として働くために、
卒業する3月31日まで部活動で汗を流すかもしれませんよ。
(※学位授与式は3月の中頃にあります)

警察官として働くのは難しいです。
警察官は国民の安全を守らなければならず、
外敵に対しては強い存在にならないといけないのです。
時には威嚇行為も必要でしょう。
相手がクマでしたら尚更です。
だからこそ、警察官になるには体格試験があり、
ミニマムな体型だと警察官になれないのです。
威嚇でクマを追い払えない方は、
素手での格闘戦でクマに勝つことを証明することで、
体格試験をクリアできるかもしれませんね。
日本文化大学の在学時に『クマ殺し』の異名を獲得したいところですが、
残念ながら日本文化大学がある八王子市には
タヌキ・ハクビシン・イタチくらいしか居ません。
仕方ないので、剣道や柔道の段位を取得してポイントを稼ぎましょう。

こころの在り方も大変です。
国民に頼られる存在であると同時に、畏怖の対象にもならないといけないのです。
ルールを守らせるには適度なストレスが必要であり、
警察官は国民にとって怖がられる存在にならないといけないのです。
その辺りの矛盾に心に病を抱えて、
離職してしまう警察官は決して少なくありません。
こうした「実際に勤めないと分からない」ことも、
日本文化大学はOB・OGが非常に多いので、色々と訊けるでしょう。

警察官になるには強い精神性が必要です。
そしてその精神性を警察学校で試されることは非常に多いです。
日本文化大学でしっかりと警察学校を突破できるだけの精神性を身に付けましょう。

日本文化大学の主な就職先~その他公務員~

日本文化大学は警察官に強い大学として評判です。
事実、去年の卒業生の3分の1は現役で警察官になりました。
合格率が10~15%と言われている警察官採用試験を突破するのはかなり難しく、
就職浪人をする方が何人も居るものですが、
日本文化大学の学生の多くが現役で警察官になっています。
しかもこの比率は最近になって急上昇しており、年々増加の一途を辿っています。
筆者の記憶が確かでしたら、
一昨年の合格数は全4年生の4分の1くらいだったと思います。
本当に最近になって警察官になる方が急増しているのです。
一方で、警察官にならずに公務員を目指す方も増えています。
去年は31名もの方が「警察官以外の公務員」になりました。
2つ合わせれば、半数の方が公務員になっていることになります。
今回は日本文化大学の学生が就職先に選んだ、
その他公務員について注目したいと思います。

 

【市役所職員・区役所職員】
役所職員の仕事ですが、大別して2つあります。
いわゆる、事務系と技術系です。
文系と理系の括りでも良いかもしれません。
事務系は「戸籍などの窓口業務」「ハザードマップの作成」
「花火大会などの運営企画」「福祉の相談」などなど。
技術系は「道路の設計」「建築に関する違反確認」
「都市計画の立案」などなど。
前者はともかく、
後者は土木関係の知識が絶対に必要となります。
日本文化大学は文系の大学なので、
職員として勤めるなら必ず事務系になると思われます。
日本文化大学のゼミにはハザードマップを作成するものがありますので、
割と適任かもしれませんね。
一方で都市計画の立案に関しては、
造園学や都市環境学の学問を修める必要があると言えます。
道路の設計に関しては完全に工学の分野と言えそうですし、
測量士の資格は確実に必要になるでしょう。
大学によっては卒業と同時に測量士の資格を貰えるところがありますが、
残念ながら日本文化大学は法学部なので、そのような恩恵は得られません。
もしも、日本文化大学の学生が技術系の職員になるなら、
独学で測量士、測量士補の資格を取得する必要があるでしょう。

去年の例を見ると、市役所職員になった方は7名、
区役所職員になった方は1名居ます。
それぞれ、八王子市役所、厚木市役所、春日部市役所、江戸川区役所です。
八王子市は日本文化大学がある場所なので志望することは自然ですが、
厚木と春日部と江戸川区はかなり遠いです。
江戸川区は23区ですが、
ちょっと進めばディズニーランドが見えるくらい東になります。
恐らく、厚木市や春日部市、江戸川区に在住していて、
電車で日本文化大学に毎日通っている実家暮らしの人たちだと思います。
自分が今まで住んでいた街だからこそ、その市役所・区役所を志望したと考えます。

 

【刑務官】
刑務官の仕事は全くと言っていいほど知られていません。
その理由は、ドラマや漫画などで
ほとんど扱われてこなかったからではないでしょうか。
仮に扱っていたとしても、フィクションとしての虚構で、
実際にそのように働いているとは限りません。
ムチでバシバシ叩くことは絶対にありませんよ。
ピーナッツバターで脱走されることもないです。
実際の刑務官のお仕事ですが、
受刑者の管理、警備、サポート全般になります。
悩みごとの相談も多々あるでしょう。
高齢の収容者も多く、投薬、配食、
入浴のサポートなどを行うこともあります。
また、警察官や医者と同様に24時間体制の施設になりますので、
夜勤もかなり多いです。

日本文化大学は去年、1名の方が刑務官になりました。
それも女性の方です。
と言うことで所属するのは女性の刑務所になります。
一部例外もありますが、大抵の女子は女子刑務所への所属になります。

 

【自衛官】
自衛隊と自衛官の違いですがまず、
組織に居る全員が自衛隊に所属します。
そして、階級を持つ方が自衛官と呼ばれます。
逆に階級を持たない自衛隊員は、
教官や事務官、防衛大学の学生などです。
国際法上では、自衛官は戦闘員として扱います。
(ただし、医務官と看護師は非戦闘員)

日本文化大学は去年、16名の方が自衛官になりました。
当たり前ですが、入隊1年目から教官になることはなく、
また防衛大学に入り直す方も居ません。
新人のペーペーとして、幹部候補生、
一般曹候補生、自衛官候補生になりました。
この「候補生」の文字がいつ取れるかは、本人の出来次第かもしれませんね。

 

【消防官】
子供のなりたい仕事ランキングで
「消防士」はトップ10に入ることが多いと思います。
何故人気か分かりませんが、
火という強大な敵に立ち向かう姿に
憧れを抱いているのかもしれませんね。
なお、厳密には「消防士」は職業ではなく階級です。
警察で言ったら巡査、兵士で言ったら二等兵に近いです。
説明が少し面倒ですがまず、
消防に関する施設で働く方は「消防職員」と呼ばれます。
そして消火活動・救助活動を行う方を
「消防吏員(しょうぼうりいん)」と呼びます。
本来子供は「消防吏員になりたい」と言うべきですが、
全く耳慣れない言葉なので、誰もそのように言いません。
また、警察官や自衛官という呼び名が主流になってきたことから、
消防も「消防官」という名称を公式な用語として使うようになったと言われています。
備考ですが、消防団員というのも存在しますが、
そちらは本職が別にある方が復職として所属しているものになります。
消防団員は地方公務員という扱いですが、採用試験を受ける必要がなく、
手続きを行って、消防団長に任命されることで、消防団員になれます。
いわゆる、街の火消しみたいなものです。
ほぼ完全にボランティアであり、日当0~100円というのも珍しくありません。

日本文化大学は去年、3名の方が消防官になりました。
消防団員ではありませんので、しっかりと給料が出ます。
ただし、消防吏員なのか事務職なのか技術職なのかは不明です。
一般的には消防吏員だと思いますが、もしかしたら事務系のお仕事かもしれませんよ。
ちなみに3名全員男性です。
男性の事務員はレアなので、やはり普通に火消しのお仕事かもしれませんね。

 

【警察行政】
警察官が外回りの労働力でしたら、警察行政職員は事務職みたいな感じです。
どちらも共に警察署で働くものですが、警察行政職員は一般事務のお仕事をします。
また、募集人数は少ないですが、心理カウンセラーのお仕事をやることもあります。
建築、機械、電気のエキスパートも募集していますが、
完全に工学の分野になりますので、日本文化大学の学生には関係なさそうです。

日本文化大学は去年、3名の方が警察行政職員になりました。
その所属先は警視庁(東京)と北海道です。
前者は普通に分かりますが、後者はもしかしたらUターン就職かもしれませんね。
コネとまでは言いませんが、地方の公務員受験はやはり土地勘や方言、
風習などに詳しくならないと務まらないと思いますよ。

 

【上記以外の公務員にはならないの?】
今回はあくまで去年の日本文化大学の採用例で見ただけですが、
上記以外の公務員になれる可能性は確実に存在するでしょう。
教員、保育士、裁判官、衆議院事務局職員、
入国警備官などなど、色々な公務員があります。
日本文化大学は法学部で、
しかも模擬裁判の設備を導入するほどの本格ぶりですが、
法律の道に進む方はほとんど居ない模様です。
筆者の記憶が確かでしたら、
一昨年にロースクールに進んだ方が1名だけ居たような気がします。
また、日本文化大学は教員免許を取得することが可能です。
中学の社会、高校の地理歴史と公民だけですが、教員になることも可能なのです。
しかし日本文化大学は教育学部ではありませんので、
そこまで本格的に教師を目指す方はほとんど居ないでしょう。
取れるからついでに取っておこうという感じかもしれませんね。
今年度の卒業生の中には、これらの公務員になる方も居るかもしれませんよ。

日本文化大学で学ぶ仁義礼智信

儒教では五常の教えを大事に扱っています。
仁義礼智信の5つで、人を思いやる心、私欲に捉われぬ心、
仁を行動に移すこと、知識を豊富に持つこと、
友情に厚く誠実であり続けること。
この5つを大事にしています。
解釈は文献によってマチマチですが、
今回は上記の意味として仁義礼智信を扱います。
なお、主君、両親、夫婦を大事にすることも説いていますが、
弱者の保護は対象外です。
このあたりがキリスト教とはちょっと違いますね。

日本文化大学は「礼」と「義」を特に大事にしている大学になります。
我欲に負けずに、人を思いやる行動が出来る方を育てます。
そしてコレは警察官にとって必須の資質になります。
正義感を持って人々を助けるには、「義」と「礼」は何よりも大事だと言えます。
しかしこれらを身に付けることは非常に難しいと言われています。
「資質」と言った通り、後天的に身に付けるのが非常に難しいのです。
厳密には「義」も「礼」も後天的に身に付けるものですが、
こういったものは幼い時に身に付けたものがそのまま反映されてしまうことが多いのです。
18歳になってから、新たに正義感を身に付けるのは、
人格を改造するくらいの難易度かもしれませんよ。

ただし方法が絶対ない訳ではありません。
少なくとも「礼」については
習慣で身に付けることが可能と言えます。
警察官として働くのに必要な規則正しい生活スタイルを
日本文化大学の学生生活で身に付けることが出来るのです。
その方法はいくつかありますが、
部活動に所属するのが最も手っ取り早いと言えます。
定まった社会生活を送るには、どこかに所属する必要があります。
そして日本文化大学という800名が過ごす集団ではなく、
50~100名程度のところに所属して、集団生活を学ぶのが有用と言えます。
そして日本文化大学は武道系の部活動が充実しています。
精神面を鍛えるという意味では、
剣道部、柔道部、弓道部はかなり有用と言えるのではないでしょうか。
こころを鍛えるには、自分を厳しい環境に置くことが何よりも大事なのです。

今の現代社会において「義」を学ぶのはかなり難しいと言えます。
欲に捉われない心を身に付けるには、孔子でも70年の歳月が必要と言っています。
詳しくは『五十にして天命を知る』を参照してください。
今の日本の警察官が「義」の心を持つようになるのは、
定年から数年経った頃になるかもしれません。
では日本文化大学では「義」を学べないのでしょうか?
これに関しても色々な方法がありそうです。
最も良いのは俗世を離れて山籠もりすることですが、
これから警察官として働くためにも色々と準備する必要があるため、
山籠もりは出来ません。
しかしそれに近い環境でしたら、日本文化大学は色々と用意しています。
日本文化大学は茶儀の授業を行い、心を落ち着かせるすべを身に付けさせます。

また、和敬の道にて心を落ち着かせることも良いでしょう。
森林や竹林から出るフィトンチッドは、
浄化作用があると評判ですよ。
精神的な浄化ではなく、ただの抗菌作用ですが、
心身共にリラックスさせるなら有用です。
あとは友達次第かもしれません。
「義」に厚い友人関係を構築すれば、
自分も自ずと「義」に厚くなるものです。
逆に「利益」ばかりを追求する経営者の友人を持つと、
「義」の心は薄らいでしまうかもしれません。
しかし、日本文化大学は
「警察官になるための学校」とも呼ばれるくらい、
将来警察官を目指す方は多いです。
「羊の群れに狼を入れれば、その狼は羊になる」とも言われている通り、
正しい心を持つ集団の中で生活すれば、
自然とその人物も正しい心を身に付けられると言えます。
日本文化大学は学校ぐるみで「義」を持つ生徒を集めているからこそ、
強い「義」を持つ警察官を多数輩出することに成功しているのです。

日本文化大学は「義」と「礼」を特に大事にしていますが、
そのほかの「仁」「智」「信」もまた重要としています。
ただしそこまで積極的に習得させることはないかもしれません。
あくまで学生の自主性に任せているところが多いと思います。
例えば、日本文化大学はアルバイトを強制させていません。
それにも関わらず、日本文化大学の学生の8~9割はアルバイトを行っています。
お金が足りない方も居ますが、その理由の多くは社会勉強かもしれません。

また、アルバイトの種別ですが、飲食店が5割にのぼります。
販売・小売は16%、アミューズメントは6%。
その他は9%で、対人スキルがほぼ不要の配達と引っ越しは5%しかいません。
7~8割のアルバイトにて高いレベルの接客スキルを求められるのです。
そしてこの接客ですが「思いやり」の心を育てるのに有用です。
慈しみを持ってお客様一人ひとりに対応することで「仁」の心を養うことが出来るのです。
一度でもコンビニのアルバイトをすれば、
コンビニの仕事がどれだけ大変かが理解できると思いますよ。
新人が手間取っていても、暖かい目で見守ることが出来るでしょう。
そしてくどいようですが、日本文化大学はアルバイトを強制させていません。
日本文化大学の7~8割がたの学生は自らの意思で「仁」を鍛えているのです。

では「智」はどうでしょうか。
これに関しても日本文化大学は強制させていません。
必修授業こそありますが、日本文化大学は学生の自主性を何よりも大事にさせています。
恐らく、一般的な大学よりも必修授業の数は少ないのではないでしょうか?
日本文化大学は法学部ですが、特に法律家を目指す訳ではなく、
多様な教養を持つ公務員になる方が多いです。
そして警察官をはじめとする公務員になるには、ありとあらゆる知識が必要です。
日本文化大学はそれらを習得させる方法を選択授業にて用意しています。
そうした授業を取るか取らないかはあくまで学生の自由ですが、
警察官を目指すほぼ全ての学生が、日本文化大学が用意した
「警察官になるためのカリキュラム」に勤しんでいるのです。
学校に籠って自習する時間も、他の大学よりも比較的長いと思いますよ。
日本文化大学には、知識豊富な方が多いと言えるでしょう。

「信」はどうでしょうか。
友情を守り、誠実さを貫くことが「信」ですが、ほかにも「約束をまもること」
「真実を告げること」も「信」の構成要素になります。
これはある意味、裁判官に必要な資格と言えます。
日本文化大学は模擬裁判という授業を行う珍しい大学になりますので、
裁判官の真似事は出来るかもしれませんね。
ただしあくまで真似事になりますので、「真の信」を身に付けられるかは本人次第です。
言動をたがえないことは、そう簡単に身に付くものではないのです。

以上をもって、日本文化大学にて仁義礼智信を習得できる可能性があると言えます。
ただし可能性であって、TOEICのように点数で可視化できるものではありません。
警察官採用試験の面接の場で「礼」を上手くアピールできたとしても、
実際に警察官として働く時に、その「礼」を発揮できるとは限りません。
こうした資質は一生を掛けて鍛えていくものなのです。
『五十にして天命を知る』でも言われている通り、何かを立つには30歳からになります。
20代ではまだまだ修行期間の真っ最中と言えるでしょう。
ひとまず、30歳までは努力を習慣付けることが重要ですよ。
「若い頃の苦労は買ってでもしておけ」と言われている通り、
若い内から高いレベルの克己心を身に付けておかないと、
強い正義感を持つ警察官として働くのは難しいでしょう。

あと、儒教の五常の教えは色々な解釈ができますので、
自分なりに古文書を読み解くのも良いかもしれませんよ。

日本文化大学の学生も参加する警察学校のオープンキャンパス

日本文化大学は多くのオープンキャンパスを開いています。
今年は全9回あり、高校生の多くは最低でも1回は
その日に日本文化大学の門を叩くそうです。
さて、こうしたオープンキャンパスですが、
なにも4年制大学だけが行うものではありません。
警察学校だってオープンキャンパスを実施しているのです。
日本文化大学の4割近い学生は現役で警察官になりますので、
この警察学校のオープンキャンパスに参加している方は、
かなりの数に上ると思いますよ。

警察官採用試験は全国の都道府県で実施しています。
とりあえず47都道府県すべてで、
採用試験は独立していると思ってくれて構いません。
そして警察学校もまたそれぞれ独立しています。
群馬県警に合格しても、茨城県の警察学校に行くことはないのです。
その県の警察学校だと馴染めないから転校なんて出来ませんよ。
日本文化大学は東京都八王子にある関係で、警視庁(東京)が最も多く、
次いで神奈川県と埼玉県、千葉県にて数人の合格者が居ます。
去年は長崎県警の合格者が居ましたので、
恐らくUターン就活として受験したのだと思われます。
日本文化大学の学生の大半は、
東京都警察学校で修練を重ねることになりそうです。

ただし、全ての県がオープンキャンパスを開いているとは限りません。
警視庁は2015年に初のオープンキャンパスを開いたようですが、
それ以降の開催情報はどこにも見当たりません。
2016年、2017年はやらないと思われます。
その場合は、群馬県や茨城県、北海道のオープンキャンパスに
参加するのが良いかもしれませんね。
学校施設の雰囲気を確認することは出来ませんが、
警察学校で学ぶカリキュラムはどこも一緒です。

茨城県警察学校のオープンキャンパスでしたら、
音楽隊によるコンサート、
白バイのテスト走行、警察業務の説明、
鑑識体験、模擬授業、逮捕術の体験、
現役生との座談会といったイベントが用意されていました。
過去形なのは、もう終わったからです。
2017年7月29日開催なので、いまコレを読んでいる方は、
残念ながら今年のオープンキャンパスに
参加することは出来ません。
群馬県警察学校も7月22日で、もう終了しています。
北海道は8月8日と8月9日なので、もしかしたらまだ間に合うかもしれませんね。

新卒の警察官の年齢はバラバラです。
現役で合格した22歳がどれくらい居るのか、そのあたりは完全に謎と言えます。
応募条件が「高校生以上32歳以下」なので
(コレは北海道の例。都道府県によって年齢制限は異なる)、
日本文化大学の学生は普通に警察学校の
オープンキャンパスに参加することが出来ます。
流石に大学1年生でこうしたオープンキャンパスに参加する方は稀ですが、
生の情報が手に入るイベントには早くから積極的に関わりたいところと言えます。
あと、警察学校のオープンキャンパスは昼食体験が出ます。
北海道警察学校だと330円、茨城県警察学校だと500円掛かります。
コミケのように、お釣りが発生しないように小銭を用意しましょう。
アレルギーがある方は、申込時に申し出る必要がありますので、お忘れなく。

他の持ち物は筆記用具くらいで、
服装も特に気にせずOKです。
むしろ、日本文化大学には制服がありませんので、
いつも授業で着ていく衣類で臨むしかないと言えます。
ちなみに、警察官採用試験の服装も自由で、
スーツと私服が半々くらいと言われています。
スーツだと気持ちがシャキっとする方は多いので、
割とスーツは好まれていますよ。
就活を機に、スーツ一式を取り揃える
日本文化大学の学生はかなり多そうです。

気軽に見学できない施設は日本にたくさんあります。
裁判所、刑務所などは気軽に訪ねられる施設ではありません。
そして警察学校も同様です。
日本文化大学はオープンキャンパスのほか、
普段の授業も見学できるイベントを用意していますが、
警察学校はそうしたものを用意していません。
オープンキャンパスが唯一の確認手段と言われているのです。
ただし、警察署を見学できるイベントは割と用意されています。
長野県警察インターンシップが9月11日と12日に開催されますので、
警察官としての仕事が気になる方は、是非参加しましょう。
参加条件が「大学生」or「大学院生」なので、
日本文化大学は余裕で条件を満たしています。
刑事事件の捜査を体験できるプログラムが用意されていますので、
警察官として働くとどういったことが起きるのか、
しっかりとこのインターンで確認しましょう。
日本文化大学の学生でしたら、
3年生あたりでこうしたインターンを利用するのではないでしょうか?
9月開催でしたら、4年生にはちょっと遅すぎと言えます。

話はちょっと変わりますが、小学生がなりたい職業ランキングというのがあります。
最近だとユーチューバーが地味に順位を上げているみたいです。
しかしこうしたランキングが10年後、20年後まで続くとは限りません。
20代がなりたい職業ランキングと、
30代がなりたい職業ランキングはまるで異なります。
40代でしたら「鳥」と多くの方が回答するでしょう。
小学生の多くがその職業の実情を知りませんので、
インターンシップに参加して「なんか違う」となることは非常に多いと言えます。

また、実際に数ヶ月働いて「やっぱり違う」となるケースも多いです。
警察官は全業種の中でもかなり厳しい職業なので、
警察官を目指す10代が途中で夢を変えることは決して珍しくないのです。
そうしたことから、日本文化大学は方向転換がしやすいように、
民間企業への就活支援にも力を入れています。
そもそも警察官採用試験の合格率は10~15%なので、なれない方が普通なのです。
日本文化大学は入学者の半数が公務員になる大学として評判になっていますが、
逆に言えば、半数の方が一般企業へと就職します。
警察官採用試験自体を受けない方も多いので、
日本文化大学の警察官採用試験の合格率は非常に高いと推察出来ます。

警察学校のオープンキャンパスはレアですが、
就職ガイダンスはどこも必ず実施しています。
働く方を募集する以上は、
採用試験とは別にこうした説明会を用意する必要があるのです。
民間企業だと面接オンリーなケースが多いので、
説明会&採用試験としている場合が多いと思われます。
試験をする場合も、SPIをやらせるくらいでしょうか。
話を警察官に戻しますが、各県警によって求める人材は微妙に異なります。
「正義感」と「冷静さ」は全ての県警が求めている資質ですが、
それ以外の要素を面接にて測られることが多いです。
そして、そうした面接対策のノウハウを日本文化大学は豊富に用意しています。
もちろん、就職ガイダンスで直接訊くのも有用ですが、
日本文化大学の就職ガイダンスで具体的なアドバイスを受ければ、
採用試験における面接でパーフェクトな回答を出来るかもしれませんよ。

オープンキャンパスで分かることは多いです。
こうしたものに参加しないと分からないことはかなりあります。
仮に警察学校のオープンキャンパスに参加できなくても、
日本文化大学は現役警察官と対話できる催し物を複数開いていますので、
警察学校での暮らしについて訊くことが可能です。
むしろ、そういった生の声を聴くために
日本文化大学に入学してくる学生は多いのかも。
講師陣にも元警察官は多いので、色々と話を聞いてみましょう。
しかし伝聞で分かることには限りがあるので、
やはり警察学校のオープンキャンパスには積極的に参加したいところですね。