日本文化大学で法律を学ぶ

私たちの日常は、驚くほど法律に触れません。
買い物のシステムや交通ルールさえ把握しておけば、
およそ日常で困ることはほとんどないと言えます。
しかし、法律の問題は重要な場面にて遭遇することがあります。
相続や交通事故など、
突然の事態になって法律のお世話になることがあるかもしれません。

日本文化大学では憲法や民法などの法律に関することを学びます。
この科目は必修であり、たとえ一般企業を目指す方でも
憲法や民法の知識を身に付けないと卒業することができません。
また、選択科目では幅広いことを学べます。
2年次からは、不動産法や労働保険、
ファイナンシャル・プランニングの授業を受けることができます。
これらの知識は将来、何かの時に役に立つので、
日本文化大学の学生は是非、履修しておくのをおすすめします。

教養に関することも日本文化大学で学ぶことが出来ます。
文化学や東洋史など、
職務を全うする上であまり関係ない科目を履修することが出来ます。
日本文化大学は教養ある人間を育てることを目的にしていますので、
法律以外のことを学ぶ機会も積極的に行っているのです。

法律は私たちの生活を維持するために、無くてはならないものです。
しかし、その多くがあまり知られていません。
逆に言えば、知らなくても良いように出来ているとも言えます。
刑法などは、知っている人が知っていれば問題ありません。
脳のリソースは有限になりますので、
私たちは日常生活を快適に過ごすための知識を身に付けた方が良さそうです。

日本文化大学の学位授与の条件

日本文化大学のディプロマポリシーは、
①豊かな文化教養、②理性的な判断能力、③大局把握能力、
④文化の叡智を受け継ぐ、⑤調和と努力を求める、
⑥それぞれの分野を理解する、の
6つの条件を満たした者に法学の学位が授与されます。
単位に関する部分は⑥のみですが、
それ以外にも自己の能力や精神性が求められています。

このように、日本文化大学は学問以外にも、
精神性を鍛えることを重要視しています。
当時の学長が日本文化大学を建学した理由も、
日本の失われつつある文化や精神性を
後世に継承させるために作ったと言われています。
講義も、こうした精神性を鍛えることを大事にしています。

②と③と⑤に関してはゼミにて鍛えることが出来そうです。
日本文化大学には数多くのゼミがあり、そのどれもが討論を行っています。
問題を提起し、それをどうすれば解決できるか意見をぶつけ合います。
そのためには情報把握能力や判断力が何よりも大事になります。
相手の情報をしっかりと聞き取るのはもちろん、
その相手の話の中で何が重要で何が不要かを精査し、
自分なりに解釈することが求められます。

こうした取捨選択をしませんと、相手と全く同じ意見になってしまいます。
クリエイティブな思考を獲得するには、しっかりと自分で考えて、
自分で意見を言えるようにならないといけません。
そして、ただ相手の意見を全否定するのではなく、
相手の気持ちを汲み取ることも重要です。
円滑なコミュニケーションを維持するには、調和を取ることが欠かせません。

また、日本文化大学は茶道の授業が必修です。
これは①と④に繋がると思います。
茶道は心を落ち着かせるのに良い教材になりますので、
精神を鍛えることができます。

日本文化大学は土曜や祝日に通学しやすい

日本文化大学は土曜日も授業を行う珍しい大学です。
一般的な大学は土曜・日曜を休校扱いにすることが多く、
仮に授業を行うにしても、集中講座くらいだと思います。
しかし、日本文化大学は土曜日も平常通り終日まで授業を組んでいます。

土曜も授業があるので、
日本文化大学の学生は一般的な大学よりもたくさん勉強することが出来ます。
講義の総数自体は一般的な大学と変わりませんが、大学に登校さえすればその分、
自習やゼミ活動に励むことが出来ると言えます。
しかし、ここでひとつ注意しないといけない点があります。
特に電車通学の方は、休日ダイヤな点を気にしないといけません。
いつもと同じ時間に出てしまうと、遅刻してしまうかもしれません。

また、一般的に大学は祝日も授業を行います。
文科省によると、「15回以上講義をすること。
もしくは、足りない分はレポートで補うこと」という指針を出しています。
それゆえ、祝日に休むと1学期中に15回分の講義をやりきるのが難しくなります。
また、月曜日は代休が多いです。
日本文化大学も同様に、祝日でも授業を行うと思います。
こちらも休日ダイヤには注意したいところです。

土曜や祝日に授業を行う利点ですが、休日ダイヤになりますので、
いつもより電車は空いています。
一般的な大学および企業は土曜や祝日を休みにするところが多いです。
そういう意味では、日本文化大学は通学がしやすいところだと言えそうです。
駅から徒歩5分という点も、駅を利用しやすい理由だと思います。