日本文化大学の三重県旅行について

日本文化大学の2年の選択授業「文化学綜合演習」にて、
三重県に旅行に行きます。
名目は現地講義になりますが、実質修学旅行のようなものです。
1泊2日で伊勢、鳥羽の歴史を学びます。
では、具体的に日本文化大学の学生はどこを見て回るのでしょうか?
今回はその名所の候補を考えてみたいと思います。

【伊勢神宮】
伊勢に訪れるのでしたら、伊勢神宮は欠かせないでしょう。
日本文化大学の学生に限らず、
全国から多くの修学旅行生を招いていると思います。
20年に1度の式年遷宮では、過去最多の1420万人が訪れたそうです。
年間の参拝者数は873万人程度、三が日だけでも49万人ほどになります。
修学旅行という括りで見ても、日本の中高生の5分の1は、
伊勢神宮に1度は訪れているそうです。
皇国教育をするには欠かせない施設と言えます。
そして、伊勢神宮は様々な行事・祭事を開いています。
日本文化大学の学生が訪れる日程は分かりませんが、
少なくとも8月中とだけは分かっています。
伊勢神宮の8月の祭事は、8月1日の「外宮さんゆかたで千人お参り」と、
8月4日の「風日祈祭」の2つがあります。

もしかしたら、日本文化大学はこうした行事を見るために、
毎年日程調整しているかもしれませんよ。
もちろん、普通に参拝するのも有用です。
神社にお参りするには作法があり、手水や二拝二拍手一拝をします。
日本文化大学は日本の文化を大事にする学校なので、
こうした儀礼には特に力を入れていると思いますよ。
神宮による御祈祷もするかなと思いましたが、それはどちらかと言うと、
身体健全や商売繁盛などを祈願することなので、
社会科見学や歴史体験とはちょっと目的が違う気がします。
神宮は2000年の歴史があり、
古すぎて近代の法学においてはあまり参考になりませんが、
日本文化大学の学生の多くが、伊勢神宮で想いを馳せることでしょう。
なお、伊勢神宮の外宮は左側通行で、内宮は右側通行なので、
参拝する予定のある方はしっかりと覚えておいた方が良いですよ。

【おかげ横丁】
伊勢神宮の北側にあり、
参拝のついでに立ち寄るにはココが良いでしょう。
横丁なので、アメ横のような買い物スポットのようなイメージを抱く方は多いですが、
おかげ横丁は江戸から明治にかけての建物を再現した、
歴史情緒を味わえる買い物スポットになります。
歴史再現スポットとしてかなり人気みたいですよ。
ただし、割と忠実に再現していることもあり、外国人に対する配慮は少なめです。
当然のことですが、江戸時代に英語は存在せず(あったとしてもオランダ語かも)、
英語による注意書きはどこにも見当たりません。
日本語に詳しくないと、おかげ横丁は歩けないかもしれませんね。

そして日本文化大学の学生はほぼオールでジャパニーズなので、
特に言語で困ることはないでしょう。
31のお土産屋と、10の飲食店があり、色々と楽しめますよ。
日本文化大学の2年生は19~20歳なので、
あんまり古風なお土産は合わないかもしれませんが、
伊勢ならではの焼き物やカマボコはかなり人気ですよ。
有名な清酒もありますが、
一応学校行事なので、お買い物は控えた方が良さそうですね。
手作りパンケーキが有名なお店もあるので、そこでランチするのも良いかも。
日本文化大学の女子学生は、割と女子力が高いですよ。

【二見興玉神社・夫婦岩】
伊勢神宮から北東に10km進んだ先にある海岸に、二見興玉神社があります。
そしてこの神社の最大の特徴は夫婦岩にあります。
アマテラス及びこの神社の祭神である
サルタヒコの興玉神石を拝むための鳥居としての役割を担っており、
観光名所の写真としても度々使われるほど、雅な光景になります。
夫婦岩で画像検索するとたくさんヒットしますので、
気になる方は是非チェックしましょう。
夏至の日の出が最高と言われていますが、
6月21日は日本文化大学は普通に授業なので、
学生は拝むことが出来ませんね。
ついでに言うと、その日はカメラマンが多数集結しますので、
一般の方は立ち寄るのがかなり難しいでしょう。
歴史の勉強でしたら、何でもない日に訪れるのが良いですよ。
祭事なども日本文化大学の学生が赴く8月には特になさそうなので、
かなり空いていると思います。

【鳥羽水族館】
歴史の勉強になるか分かりませんが、
鳥羽に来たら鳥羽水族館には行きたいものです。
三重県の観光名所としても、この水族館はかなり上位に食い込んでいますよ。
鳥羽水族館の最大の特徴は、国内で唯一ジュゴンを飼育している点でしょう。
アフリカマナティーやゴマフアザラシなど、色々な海獣を見られますよ。
カブトガニやチョウザメなどもおり、古代の海の勉強も可能と言えます。
ダイオウグソクムシやウミサボテン、フィロゾーマなど、
変わった生き物も展示しています。
日本文化大学は文系の大学ですが、
こうした水産学の勉強もちょっとはしてみるのも良いのではないでしょうか。
学校の遠足の場所としても、鳥羽水族館はよく利用されているみたいですよ。
修学旅行生に合わせた学生団体用のランチを用意している点も嬉しいですね。

【ミキモト真珠島】
三重県は真珠、そして海女さんが有名だと思います。
日本十大発明家のひとりでもある御木本幸吉はこの地で、
世界で初めて真珠の養殖に成功しました。
真珠はダイヤモンドに次ぐ人気の宝石(正確には半貴石)であり、
三重県の産業を支えるものとして、
きっと日本文化大学の学生もこの地で真珠について学ぶのではないでしょうか。
日本文化大学の女子学生は意外とファッションにこだわりを持っていますので、
ブローチやペンダントなどの真珠製品には興味津々かもしれませんね。
パワースポットも存在し、西暦710年頃に創建された「珠の宮」も人気です。
その社の手前には「願いの井戸」があり、
脇に置いてあるアヤコ貝を投げ入れることで、願いが叶うと言われています。

【海の博物館】
その名の通り、鳥羽の海の歴史を学ぶことが出来る施設です。
海の道具が6万点収蔵されており、潜水艇やクジラ銛など、
海の生活を支えたものがたくさん展示されています。
さらにはクリイカラ、ガンガリ、シビツキ、ドンビカゴ、キットイカリ、ドンザなど、
解説がないと何に使うか全く分からないものも多数並んでいます。
こうした道具類は、今はもう全く使われておらず、
最新式の釣り道具類にて漁業をしていることが多いです。

しかし、日本文化大学は文化を継承することを目的にしている大学になりますので、
こうした昔の先人の知恵が結集された道具類を学ぶことは、
非常に大事と言えるのではないでしょうか。
古文書や写真のほか、映像音声も数万本残されており、
海の歴史を学ぶのに事欠かない施設と言えます。
ただし、今の19~20歳にベータやVHSが扱えるかどうかは、
ちょっと難しいかもしれませんね。
映写機を見たことがない方はかなり多そうです。
もちろん、観光名所としてグルメも豊富に揃っており、
名物のところてんはポン酢と黒蜜きなこから選ぶことが出来ます。
アオサが入ったシフォンケーキはなかなか珍味ですよ。

【移動手段について】
三重県在住じゃないと意外と気付きにくいですが、
三重県には新幹線が走っていません。
それどころか、沖縄県を除いてJRの影が最も薄いと言われています。
伊勢・鳥羽に観光に行くなら、一度、名古屋駅で乗り換える必要があります。
日本文化大学の学生が鉄道で行く場合は、
日本文化大学⇒横浜⇒名古屋⇒伊勢、という経路になりそうです。
もしくは、バスで一っ飛びしてしまうかもしれませんね。

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