一昔前までは、多くの人が大学に行くということは考えられない事です。早い場合では、中学で企業などに就職するというものもありました。またかなりの部分の人は高校で就職するというのが普通のことでした。段々と時代が進むに従って、事情が変わってきます。高度成長期の頃から、多くの人が大学への進学を行うようになってきました。そのような意味で多くの大学が設立されるようになってきた訳です。
現在、日本における大学には様々なタイプのものがあります。まず学生数であげられるのが大規模の大学です。さまざまな分野の学部などがあり、多くの人々の教育を行ってきています。このような大学というものは、大勢の人数を入学させ、大勢の人数を卒業させるというようなことを行ってきている訳です。しかし、そのような中で形成される人間像というのはどうしても焦点のぼけたものになってしまいます。
また、大学には文系と理系というものがあります。理系の大学では、主に工学的なことを勉強するというのが大人数です。医学や理学の勉強をする人もありますが、全体の人数としてはそう多くはありません。多くの人は工学を学んで大学を卒業し、就職するということになるわけです。その就職先としても、工学的な観点からメーカーなどに就職するというのが普通になってきています。最近ではインターネットの関係の会社に就職するという人も出てきました。
これに対し文系の大学を卒業した人達というのは、大学に様々な分野がありますので、特に就職先というのは固定したものはないように考えられます。特に先程述べたような大規模な大学であれば、どの学部を出たにしろ就職先は文系であれば特にその専門に関係なくされているということになりがちです。特に文系の場合には、大規模な大学というのはどうしてもこのように焦点がぼけてしまいます。
このような文系の大学でも、少人数制の教育を行うというところも存在します。その様な大学の中に日本文化大学があります。日本文化大学では、特に日本の文化や伝統について重きを置いた教育を行っています。少人数であるということから、このように鋭い特異性を持った教育というものが可能です。このようなこともあり、日本文化大学の卒業生というのは、日本文化などに根差した特有のところに就職を行っています。特に日本文化大学の卒業生が就職する先として知られるものに警察官があります。警察官になるための資質というのは、日本の文化に深く根付いたものでなければならないということからです。
日本文化大学では、このようなこともあり警察官育成ということに大変重点をおきます。したがって通常の授業の他に警察官への就職のためのセミナーなども行っています。その際にも警視庁の職員の方などを招いて行うというようなことも日本文化大学では行います。このように徹底的な集中的な特異性を持った学習方針により、日本文化大学では多くの卒業生が警察官になってきました。その意味で、警察官を志す人であれば日本文化大学への入学をすることが一番の近道という風に考えられます。