就職に超強い日本文化大学

警察官になるためには、住まいの住所を管轄しているような警察署で行われる警察官採用試験に合格しなければなりません。警察官になるために必要な資格などはないのですが、採用試験を受験するためには高校卒業以上の学歴が必須です。警察官の採用には警察署・都道府県警察・皇居警察の3種類があります。高校を卒業したことで受験資格を得ることができるのですが、大学や短期大学、専門学校を経て試験を受ける学生さんも多いといいます。このような学校の中でも警察官への就職率が日本一といわれているのが日本文化大学です。

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日本文化大学は、東京都八王子市に本部を持つ私立大学で1978年に設置されたといいます。学校の中では比較的歴史が浅い印象を持つ人も多いかと思われますが、日本文化大学の沿革の中には歴史的な事象も見ることができます。室町時代に草創、史学・法学・政治学を主体とする学塾の柏樹書院第24代当主の蜷川親繼氏は、第二次世界大戦後の変革により日本の伝統や文化、そして秩序が失われることへの喪失に危惧、これによりヨーロッパへと留学を決めたといいます。留学から帰国してから柏樹書院の精神を受け継ぎ日本本来ともいえる道徳的な伝統、伝統・叡智・美風を継承して次の世代を背負うことができる優秀な人材を育成する目的で作り出された、このような歴史が日本文化大学に存在しています。

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日本文化大学は、法学部法学科のみの単科大学で規模そのものが小さいなどの理由から、少人数制の授業を軸にしているクラス担任制を導入しているのが特徴です。一般的な大学の場合は、受けたい授業をいくつか自ら選択してその都度教室に出かけて勉強するスタイルですが日本文化大学は、高校や中学などと同じくクラス担任制などからも同じ顔ぶれの生徒同士で授業を受け卒業といったスタイルになっているわけです。日本文化大学では、日本文化史や茶道を必須科目にしているのも特徴的で、法律討論会などのような法学的授業、就職支援活動では外部の予備校kより講師陣を招きいて公務員志望の学生に専門講座などを1年生のときから導入しているようです。これらのことからも、日本文化大学を卒業した学生さんの多くは公務員になっている、その中でも警察官の数は非常に多く警察官を志望する受験生のためのAO入試や警察学や犯罪心理学などのような、一般的な大学では学ぶことができない警察官を目指す学生さんにとって魅力的ともいえる講座も開催されます。

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前学長の大森義夫氏は、鳥取県警察本部長をはじめとする警視庁公安部長や内閣情報調査室長などの警察官僚をつとめた人物といわれています。なお、日本文化大学は就職に超強い大学などの評判があるようで、このような評判を聞きつけた他の大学関係者が視察に訪れることもあるといわれてり、警察官就職率は13年間連続で日本一です。警察官以外にも国家公務員や地方公務員など安定した職業への就職を可能にしているのも魅力の一つといえましょう。

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