天下りは悪だと一般的には言われていますが、
それは癒着と無能の2点が問題視されているからです。
むしろ逆に、学校機関への天下りはパイプ作りに有用ではないのでしょうか?
教員同士ではイザコザがあるかもしれませんが、
そこで勉学に励む学生としては、
癒着があった方がコネを作りやすいと考えているかもしれませんよ。
日本文化大学は元警察官の教授が多いと話題になっています。
所謂、天下りのようなものですが、一回別の会社で働いて、
そして日本文化大学に流れ着いているので、あまり天下りっぽくないですね。
そもそも教授になるには、いくつか学会発表しないといけませんので、
無能な教授は皆無と言えます。
ただし、研究者として優れているのと、
指導者として優れているかは完全に別問題なので、
そのあたりは難しいところと言えます。
その教授の下で学問に励む以上は、
可能な限り指導力に定評のある方につきたいものですよね。
具体的に日本文化大学の教授の誰が警察官かは不明です。
一応、現学長はかなり有名なお方で、
北海道警察の本部長を務めた経歴を持っています。
むしろ、これくらいの経歴の持ち主でないと、
履歴を調べるのは難しいと言えそうです。
前学長も、鳥取県警察本部長をはじめ、
いくつかの警察関連の重職に付いたお方です。
しかし、あまりのキャリアなので、
一般的な警察官の参考にはならないかもしれません。
日本文化大学を卒業する方で警察官になる方は、
各県警と警視庁へ所属します。
警察庁になった方は居ない模様です。
むしろ警察庁へ入るには、
東大を首席で卒業する必要があるとも言われています。
トップオブエリートだけが、その道に進み、
警察組織における重要な役職に付けるのです。
完全に天上の世界なので、日本文化大学に所属している方の多くが
そこまで高望みしていないと思います。
まだ、年収1000億円の会社を起ち上げる方が、難易度としては優しいです。
日本文化大学には元警察官が多いですが、その利点はやはり、
就活におけるアドバイスが聞きやすいというのがありそうです。
警察官採用試験をどのように突破し、そして警察学校でどのように過ごして、
実際にどのような職を全うしたかを聞くことが出来ます。
大学によっては一度も社会に出ずに「院生⇒講師⇒教授」となる方もいますので、
実際に警察官として働いていた方のアドバイスを聞けるのは、
かなり便利と言えるのではないでしょうか。
ただし、日本文化大学の教授陣は40~60代ばかりなので、
警察官採用試験を受けたのは30年前になりそうです。
あまりに古すぎて参考にならないかもしれません。
その代わり、日本文化大学は定期的にOB・OGの現役警察官を招いて、
懇親会や相談会を開催しています。
警察官の生の声を聴ける機会は、他の大学よりもかなりあると思いますよ。