大学に入る方法は大学によって異なります。
推薦入試、一般入試の2つがあり、
それらの内容は大学によって千差万別です。
一芸入試というのもありますが、それでも面接があるケースが多いので、
それは推薦入試に分類されます。
入学の条件に筆記試験や推薦入試がないのは、
塾や専門学校くらいではないでしょうか?
日本文化大学は入試の種類が豊富です。
むしろ豊富すぎて、どの方法で入れば良いか悩んでしまうでしょう。
そこで、以下にて日本文化大学の入試を紹介します。
それぞれ特徴を記載しますので、受験の参考にして頂けましたら幸いです。
【AO入試】
正確には「警察官志望AO入試」と「公務員志望AO入試」の2つに分かれています。
卒業後の職業としてソレを目指す方が受験できる推薦入試になります。
なお、名称は「警察官志望」となっていますが、
日本文化大学は消防官や自衛官を目指す方も何人か居ますので、
そうした方も「警察官志望AO入試」で入ると思われます。
小論文の内容こそ全員同じだと思いますが、
面接にて将来なりたい職業に対しての意気込みを訊かれると思いますよ。
そして日本文化大学のAO入試の合格率は非常に高いです。
旺文社が調べたデータによると、
募集人数50人に対して93人が志願し、92名の方が合格しました。
ほとんど全員合格という勢いです。
また試験日が多く、「警察官志望AO入試」は年5回、
「公務員志望AO入試」は年3回のチャンスがあります。
それと「警察官志望AO入試」の試験日は8月から12月までに対し、
「公務員志望AO入試」は10月、2月、3月とかなり遅くまで門戸を開いています。
公務員に関しては、本命の大学が落ちた方でも受験しやすいように、
選考日を遅くまで用意しているのかもしれませんね。
公務員に関しては、併願している方は多いのではないでしょうか。
逆に警察官を目指す方は、日本文化大学を専願としていることが多そうです。
公務員を目指すなら他の大学でも可能ですが、
警察官を目指すなら日本文化大学以外に無いと言っても過言ではないでしょう。
それだけ日本文化大学は警察官採用試験への対策に力を入れている大学として、
確固たる知名度を獲得しているのです。
【一般推薦入試】
一般推薦入試も専願になります。
そしてこちらはAO入試と違って、出願資格に学校の成績が必要になります。
ただし、全体平均で3以上(5段階中)なので、条件はそこまで難しくありません。
しかも救済処置として、英語・国語・地歴・公民の平均で3以上でもOKです。
数学と理科の成績が壊滅的な方でも、日本文化大学の一般推薦入試を受けられます。
ひとつ注意点として、選考方法がちょっと変わります。
小論文と面接はAO入試と一緒ですが、
一般推薦入試には英語と国語の簡単な口頭試験があります。
国語はともかく、簡単な英会話能力がないと、
日本文化大学の一般推薦入試は突破できないでしょう。
せめて英検3級程度(中学卒業)の実力は身に付けておきたいところです。
ちなみに英検3級は、「What did you eat this morning?」という問いかけに対し
「I’m fine , thank you.」と元気よく答えただけで合格した方が、筆者の知人に居ます。
英検3級は英語能力よりも、話す姿勢で合否を判断されることが多いみたいですよ。
【指定校推薦入試】
この内容は学校ごとに異なりますので、説明は割愛します。
詳しくは自身の高校の進路指導部にご相談ください。
日本文化大学の指定校推薦入試の選考時期は11月なので、
遅くても夏休み前までには相談した方が良いですよ。
ちおみに、こちらも専願なことが多いです。
【自己推薦入試】
別名、ニチブンサクセス入試と呼びます。
この試験ですが、いわゆる一芸入試に属すると思われます。
AO入試と違ってその職業を目指さなくてよく、
一般推薦入試と違って学校の成績は不要。
さらに併願でもOKなのが日本文化大学の自己推薦入試の特徴と言えます。
自分の意欲を日本文化大学に積極的にアピールできる方は、
この受験方法を選ぶのも良いかもしれませんね。
なお、選考方法の内容は一般推薦入試と同一になります。
【一般入試】
一般入試には細かい出願資格はありません。
高等学校や中等教育学校を卒業(卒業見込み)、
もしくは高卒認定試験をクリアすることで受験資格を得られます。
年齢制限もなく、30歳だろうと日本文化大学に入れますよ。
ただし警察官採用試験を受けるには年齢条件がありますので、ご注意ください。
県警ごとにかなり異なりますが、大体30歳あたりがリミットのようです。
選考方法ですが、現代文が必須で、
英語、歴史、政治経済の3種類から1つを選ぶ感じです。
実際にはもっと教科は細分化されていますので、
詳しくは日本文化大学の公式サイトをご確認ください。
ともかく、2教科だけで日本文化大学を受験することが可能です。
と言いつつ、英検2級以上の技能を有していれば、
選択科目は免除され、実質、現代語オンリーで受験することが出来ます。
TOEIC換算でしたら、550~775点くらいでしょうか。
どれくらいで免除されるか分かりませんが、
TOEIC700点あればOKかもしれませんよ。
そして、日本文化大学の最大の特徴として、
一般入試においても必ず面接を行います。
法学部のような一般的な大学において面接を必ず行うのは
日本文化大学くらいではないでしょうか。
なお、他に面接が必須な学部でしたら医学部があります。
これは、医師は非常に強いメンタルが必要な職業になりますので、
入学の段階でメンタル度をチェックすると言われています。
医学部は6年で、その後2年の研修をしますが、
8年後に「アナタは医者に向いていないよ」と宣告されても8年間は帰ってきません。
だからこそ、最初の段階で選別を行うのです。
日本文化大学は警察官を目指す大学になりますので、
こちらもまた強いメンタルが必要でしょう。
一応、日本文化大学は一般企業への就職率も高いですが、
なるべく志が高い方を集めていると思いますよ。
と言いつつ、日本文化大学の推薦入試の合格率がほぼ100%であることを考慮すると、
面接で落ちることはほぼ無いと考えられます。
高校入試のように、人となりを一応確認しているだけかもしれませんね。
とりあえず、ロックな格好をせず、
テストできちんと良い点を取れば、合格出来ると思います。
あと、日本文化大学の一般入試は、本会場での選考は計8回チャンスがあります。
1番早くて1月28日、遅くて3月20日まであります。
高田馬場学習センター会場も3回のチャンスがあります。
チャンスが多すぎて、いつ受験すれば良いか迷ってしまいそうですね。
【大学入試センター試験利用入試】
センター試験を受けた方が利用できる入試です。
センター試験の成績が適応され、
国語が必須で、英語、地歴、公民の3種から1つを選択します。
このあたりの科目の種類は一般入試と一緒ですね。
それとこちらもまた面接があります。
選考日は5回分のチャンスがあり、それぞれの日に面接を行うことになります。
【合格発表】
日本文化大学に入学できるチャンスは非常に多いです。
試験の種類も多いですが、選考日も複数用意されています。
なお、合格発表は選考の翌日です。
選考日が日曜の場合は、2日後の火曜日が合格発表になります。
そして手続き締め切りは合格発表から10日の猶予しかありません。
逃さずにしっかりと手続きするようお願いします。
ちなみに、日本文化大学はかなり古風に、合格発表は電報です。
合格発表の日は電報を取り逃さないように、家でずっと待機していた方が良いですよ。
日本文化大学で初めて「サクラ サク」を見る方は多いのではないでしょうか。
【建学の精神】
日本文化大学のAO入試と一般入試の受験資格には
「建学の精神を理解すること」と書かれています。
しかし、全ての入試で面接があることから、どの入試を利用するにしても、
建学の精神は理解しておいた方が良いでしょう。
建学の精神はかなり難解な言葉遣いで構成されていますので、
しっかりと現代語に和訳できるようにしておきましょう。